1991年京都生まれ。京繍作家・樹田紅陽氏を父に持ち、日本画の修士課程を修了後、父を師として「繍匠樹田」の門を叩きました。伝統の技を継承しながら、着物の帯から懸想品の復元まで幅広く手掛ける、将来を嘱望される作家の一人です。
日本画で培った感性を生かし、「筆を持つように針で描く」ことを信条とする彼女の作品は、絹糸の繊細な光沢と、絵画のような奥行きを湛えています。「刺繍を仕事にできる幸せ」を噛み締めながら一針ずつ生み出される意匠には、伝統への敬意と瑞々しい感性が共存しています。
【作家産地】「樹田明子」記事/作品一覧