左から店主・泉二啓太、城南信用金庫 相談役・川本恭治氏、会長・泉二弘明
泉二弘明の人磨き対談 第一回を開催しました
第二回開催の詳細は下記にございます。ぜひご覧くださいませ。
銀座もとじ会長・泉二弘明の書籍『約束』の出版を記念し、人磨き対談 第一回「逆境を生き抜く -ピンチはチャンス-」を開催いたしました。
第一回のゲストには、城南信用金庫 相談役・川本恭治氏をお迎えし、「逆境を生き抜く ― ピンチはチャンス ―」をテーマにお話を伺いました。
当日は定員を上回る多くのお客様にお越しいただき、会場は温かな熱気に包まれました。

約40年にわたるご縁から
対談のはじまりは、泉二と川本氏の出会いについて。
川本氏が城南信用金庫に入庫して間もない頃、初めて訪問したお客様のひとりが、当時まだ小さな事務所で商いを始めていた泉二でした。
川本氏は、緊張しながら訪ねた自分を、泉二が笑顔で迎えてくれたことを今もよく覚えていると語りました。一方、泉二もまた、川本氏が新人の頃から人に尽くす姿勢を持っていたことに触れ、「人と人を結びつけてくれた方」と振り返りました。
お二人の言葉からは、長い年月の中で育まれてきた信頼と、互いへの深い敬意が感じられました。
地域に尽くす、信用金庫の仕事
川本氏からは、城南信用金庫の歩みや、信用金庫という地域金融機関の役割についてもお話しいただきました。
銀行と同じく預金・融資・為替を扱いながらも、信用金庫は地域に根ざし、中小企業や地域の人々を支えることを大切にしている金融機関です。
川本氏は、城南信用金庫に受け継がれてきた「地域の発展に尽くす」という精神、そして「お客様のためになることは応援し、ためにならないことは止める」という考え方を紹介してくださいました。
また、東日本大震災をきっかけに始まった支援活動についても語られました。被災地でのボランティア活動を4年間続け、移動図書館や炊き出しバスを通じて支援を行った経験が、のちの「良い仕事おこしネットワーク」へとつながっていったといいます。
出会いこそ財産
川本氏が大切にしている言葉のひとつが、「出会いこそ財産」。
「用がある時だけではなく、用がない時こそ会うことで、縁が深まる」。その言葉の通り、川本氏は全国各地へ足を運び、人と人、地域と地域、企業と企業をつないでこられました。
その積み重ねが、多くの連携や新しい取り組みを生み出し、困っている人を支える力になっていることが伝わるお話でした。
『約束』という題名に込めた思い
泉二からは、書籍の題名にもなった「約束」にまつわる若き日の経験が語られました。
独立前、お客様との着付けの約束の日を一週間間違えてしまい、大切な信頼を失いかけた出来事。その時、お客様から「商売をしていく上で、約束を守ることができなければいけない」と諭されたことが、泉二の商いの原点となりました。
どれほど小さな約束でも守ること。お客様の信頼に応えること。その積み重ねが、銀座もとじの歩みを支えてきたことを、改めて感じるお話でした。
ピンチこそチャンス
今回のテーマである「逆境を生き抜く ― ピンチはチャンス ―」について、泉二は「日本の絹を未来へ残したい」という想いから始まった「プラチナボーイ」の歩みを振り返りました。
日本の養蚕業が厳しい状況にある中で、国産の絹の価値を守り、さらに高めていくために始まった取り組み。はじめは失敗も多く、養蚕農家との意識の違いに向き合う時間も必要でした。
しかし、養蚕農家の方々に、自分たちが育てた繭から生まれた着物を見ていただいたことをきっかけに、ものづくりへの誇りが生まれ、品質への意識も大きく変わっていったといいます。
「業界が厳しい時代だったからこそ、多くの人が協力してくれた。不景気こそチャンスだった」。泉二の言葉には、逆境を前向きに捉え、未来へつなげていく力が込められていました。
人を見て貸す
対談の中では、事業を支える金融機関としての視点にも話が及びました。
川本氏は、信用金庫で大切にされてきた考え方として「人を見て貸す」という言葉を紹介。決算書だけではなく、その人が信頼できるか、将来性があるか、従業員や周囲の人との関係をどう築いているかを見て判断するのだと語りました。
泉二も、これまでの店舗づくりの節目で城南信用金庫に支えていただいたことに触れ、感謝を述べました。
次代へつなぐもの
終盤には、日本の自然や文化、ものづくりの価値をどのように次世代へ伝えていくかについても話が広がりました。
川本氏は、日本には素晴らしい価値が数多くある一方で、まだ十分に伝えきれていないものも多いと語りました。
泉二は、銀座の柳を用いた染色の取り組みや、地域の小学生へ命や自然の大切さを伝える活動について紹介。きものは、自然の恵みと人の手から生まれるものであり、その背景を伝えていくことの大切さを語りました。
人との出会い、約束を守ること、逆境を前向きに受け止めること。
今回の対談は、商いを超えて、これからを生きる上で大切な姿勢に触れる貴重な時間となりました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
人磨き対談は第二回、第三回と決定しております。ぜひお待ちしております。
泉二弘明の人磨き対談 第二回「信念は剣より強し」
毎日新聞出版株式会社 代表取締役社長 山本修司氏にお話を伺います。
日 時:6月20日(土)19時半〜20時半【受付中】
会 場:銀座もとじ 和織・和染
定 員:40名様(無料・要予約)
書籍出版のご案内
書名:『約束 銀座の人気呉服店を一代で築いた男の物語』
発売日:2026年4月25日(土)全国書店にて発売中
定価:1,650円(税込)発行:中日新聞社
名古屋帯
袋帯
紬・綿・自然布
小紋・江戸小紋
訪問着・付下げ・色無地ほか
浴衣・半巾帯
羽織・コート
肌着
小物
履物
書籍
長襦袢
小物
帯
お召
小紋・江戸小紋
紬・綿・自然布
袴
長襦袢
浴衣
羽織・コート
額裏
肌着
履物
紋付
書籍
