※こちらは2009年に公開した記事です。
草木染織作家・山岸幸一さん。 最上川の上流、山形県米沢市赤崩にある工房は、今、 『紅花餅』作りの季節です。『紅花餅』は紅花染めの原料となるもの。 毎年この時期に作って、冷蔵庫や乾燥したところで保管しておきます。 なんと『紅花餅』は保存が良ければ何百年も持つそうです。 その作り方を習ってきたのでご紹介します。

紅花餅の作り方
紅花摘みAM5:00〜7:00
朝露で濡れてトゲが
柔らかい時に
中の白い花弁まで採らないと
赤色素が出ません
この日は4人/2時間で
1.3kg採れました!
まだ黄色です
花洗い最上川の清らかな
源流で洗います
花踏み桶で足踏みします
ここまででAM8:30

花蒸し ここから午後までは、紅花を発酵していく作業です。 水を口に含んで霧のように紅花に吹き付けて発酵を進めます。 →これで真っ赤になります。
PM3:00こんなに真っ赤に!
紅花餅つき臼と杵でつく
トントンまんべんなくついていきます
しっとりと粘りがでてきたらOK
巨峰くらいの大きさを手に取って
水分をぎゅっと絞り出す
手の平で煎餅状にする
紅花餅完成!
今回はこのザル2枚分約80個出来ました
PM4:00
これ、何かわかりますか? 『“白い”紅花 』なんです。突然変異で出来て、今、山岸さんが少しずつ増やしながら育ているところなのだそう。 「まだ染めたことはないけれど、たぶんグレーや薄黄色になるだろうなぁ」と山岸さん。 自然が生み出す新しい色に胸を膨らませていました。
“白い”紅花
名古屋帯
袋帯
紬・綿・自然布
小紋・江戸小紋
訪問着・付下げ・色無地ほか
浴衣・半巾帯
羽織・コート
肌着
小物
履物
書籍
長襦袢
小物
帯
お召
小紋・江戸小紋
紬・綿・自然布
袴
長襦袢
浴衣
羽織・コート
額裏
肌着
履物
紋付
書籍