西新橋にある「Restaurant S」は大通りを少し入ったところにある青い看板が目印。 扉をあけるとライトダウンされたムードある空間が、これからはじまる贅沢な時を 期待させます。 店内は黒をベースに、イメージカラーのコバルトブルーに、椅子の肘掛に見られる木材の赤が アクセントのシックな大人の空間。黒の牛革のテーブルクロスの上に並べられたワイングラスが ひときわ輝いてました。
まずはじめに、田崎さんによるご挨拶、そしてメニューとワインについてのご説明です。 食材のお話では、ホウボウや仔猪の形状やおもしろい動きの様子を身振り手振りを交えながら表現されたり、 ワインの産地などを手でかたち作ってみせてくださったり、普段難しく考えがちな話題も 大変ユニークにおもしろく教えてくださいました。
前菜のタルタルには爽やかなスペイン産のシャンパンを。 レモンの香りの野菜料理には白ワインを2種類、魚料理には美しい宝石のようなロゼを2種類、肉料理には香りが特徴的な赤ワインを2種類。 やや軽めの飲みやすいものと、個性のあるものを。 そして最後には、バレンタインが近いことから赤ワイン風味のチョコレートのデザートに、 フランス産の甘みが個性的な赤ワインが添えられました。
予定されていた時間を越えて会は終了いたしました。 ご参加されたお客様からは「ワインもきものも素材が大切」「あらためてワインの面白さに ときめきました」と大変うれしいご感想をいただきました。 この会のためにおいしい料理やワインを選んでくださった田崎真也さんに 深く御礼申し上げます。
Menu -風光る盛春のおもてなし-
季節の鮮魚タルタル ハーブの香り
レモンの香りにつつまれた ジャガイモのムースと白菜の一皿
ホウボウの蒸し煮 辛味の効いたドライトマトのソース
仔猪のロースト トリュフ香りのシヴァ風ソースで
赤ワイン風味のチョコレートデザート
プティフール コーヒー