それぞれハンカチを2枚染めて、柳の染料で下染めした反物に絵を描きます。糸やビー玉で好みの絞りをほどこしたハンカチを手に集まった生徒たち。先日の勉強会で技法についてとても熱心に質問していたので、手元を見ると、なるほどとても凝った仕上がりのハンカチが目に付きました。みんな楽しみにしていたんですね。
今回の柳染めは、柳を染料に、媒染剤を変えて多彩を作り出します。当初4色の染めが楽しめることになっていましたが、今年は3色。アルミ媒染がなかなか色がでないとのこと。化学染料ではそんなことはまずないけれど、自然のものは一年間の気候や刈った時期によって、色が濃くなったり薄くなったりします。草木染めの醍醐味とも言えるおもしろさです。今回は、ハンカチは3色(泥、チタン、銅)、反物は4色(アルミも使います)で染めることになりました。
今年は今にも雨が降りそうな天気だったので、ハンカチ染めは家庭科室で、 反物への絵描きは講堂ですることになりました。
まずはハンカチ染めです。手順は本格的な草木染めです。まず、水でハンカチをぬらして、 柳の染料が入ったバケツでジャブジャブ(温かい方がよく染まるそうです)。その後、自分の染めたい媒染剤(泥、チタン、銅)の桶の中でジャブジャブ。
どんな色が出てくると思いますか?泥は想像通り、グレー。でも、ちょっと茶味をわずかに感じるような、 あたたかみのあるグレーです。チタンは、薄いオレンジと黄色の中間のような色。
そして一番驚いたのが銅。
絞った紐やビー玉を取ると、みんな満足そうにニコニコ。 ハート、星、まる、三角、いろんな柄が浮かび上がります。 生徒たちは「せっかくなので、奄美から届いた泥染めにしました」「世界にたったひとつのものができて嬉しい」 「染料はにおいがきついけど、色が出てくると楽しい」。
次に反物に絵を描きます。13mを半分にした6.5mの反物を4本分、講堂の両端の手すりに括りつけてピンと張って、反物がたるまないようにきちんと伸子(シンシ:竹櫛に針がついたもの)がつけられています。それぞれ持ってきた紙コップに、自分が染めたい色の染料を入れて、みんな自由にお絵かき大会です。
一番人気は、泰明小学校の校章である星マークや思い入れの強い柳の柄が大人気。 また今年は、ねこやくま、さかななどの可愛い動物やキャラクターの絵が多かったです。 最初は絵が思いつかなくてなかなか筆が進まない子もいましたが、 今年の生徒たちも描き出すと早い早い!
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