2010年冬、銀座もとじは、京扇子の老舗【宮脇賣扇庵】と初めて“オリジナル扇子”のコラボレーション制作をさせていただきました。 そのご縁から2011年1月22日(土)、扇子の基礎知識から装いの場に相応しいマナー、 四季を通じての扇子の楽しみ方についてお伺いするぎゃらりートークを開催いたしました。
京都本店には京都画檀の四十八画伯によって描かれた 天井画や、著名画家たちの手による扇面画が大切に保存されています。
今回お話をしてくださったのは、宮脇賣扇庵の銀座店店長 増渕さん。 この日のために、本当にたくさんの、様々な種類の 扇子をご用意してくださいました。お客様もその美しい迫力に魅了され、随所でため息がこぼれます。 檜扇、かわほり、仕舞扇、舞扇、茶席扇、飾扇。。。増渕さんのお声も朗らかに、扇子の歴史を追いながら、製造工程、 種類や用途までとてもわかりやすく教えてくださいました。
Q 着物に合わせる扇の選び方は? 「着物にはこれでなくては、というものはありません。でも帯に挿すことを考えると 持ち手部分が薄い方が良いので、骨数が少ないものがおすすめです。 基本的には、全体の素材感や雰囲気を着物に合わせていただければ大丈夫です。 個人的には、染めの着物には<塗り骨>、織りの着物には<煤竹骨>などがきれいだと思っています。」
【銀座もとじ×宮脇賣扇庵】で初めてコラボレーション制作した“オリジナル扇子”も、 <銀座の柳><ひょうたん><無地>と季節を問わずお楽しみいただきやすいデザイン。
(■銀座もとじオリジナル扇子・・・男女それぞれのサイズで制作。扇面と骨の組み合わせもこだわりました。 骨に【銀座もとじ】のロゴ、また要の紐に【宮脇賣扇庵】のロゴ入りの留め具が付いています。)