女性目線でつくる華やかな大島紬
「興紬工房」について
本物は時代(とき)を超えて
1981年に現社長の興辰雄さんが創業された、大島紬では珍しい初代の織元さんです。先人が生み出した伝統技術を守りながら革新を加え、いつの時代も美しいと感じていただけることをモットーにされています。
特徴は奥様のほずみさんによる「女性目線のものづくり」。
女性の美しい着姿をイメージした他社にはない華やかな大島紬を得意とされ、 伝統的な古典柄をはじめ、緯糸全てに絣糸を用いた「総絣」、より複雑で多層的な色彩美を表現する「奄美彩総絣」「地摺り込み総絣」などを発表され受賞作品も多数。
総絣模様で表現する唯一無二の世界観。パーティーや晴れやかなイベントでもきっと注目の的になれる逸品が揃います。
興辰雄社長と奥様のほずみさん
興紬工房さんへインタビュー
1.大島紬の魅力をひと言で言うと?
絣の美しさ、多彩な柄行き、職人技。手作業により生み出される織物。
手にした方にしかわからない不思議な魅力をその布が語ると思いますよ。
2.興紬工房さんならではのこだわり
「ほんものは時代を越えて」をモットーに変わらぬ信念のもと製作しています。今出来る事を最大限に活かせる物づくり、次は何を作ろうか…といつも楽しみに製作に入っていますし、ニーズに応える事や着てみたいとワクワク感があるような物づくりが出来ましたらベストです。
3.奄美大島の魅力
全て好きです。自分時間が楽しめ、自然が好きな方は海も山もあり、最高だと思います。昔から伝わる食文化もありますし、野菜・魚のおすそ分け文化があるのも嬉しいところです。
4.銀座もとじについて
こんな小さな奄美大島から東京、それも銀座から全国に発信できる素晴らしさ、社長の信念を感じます。好きな事をやるという事は目に見えない力が湧いてくるのでしょうか。少しでも見習いたいと思います。
5.お客様へのメッセージ
私達が思いを込めて製作しました大島紬の魅力を、少しでも多くの皆様に感じて欲しいですし、今を楽しんでいただけましたら幸いです。
興紬工房さんおすすめの大島紬
摺り込み技法の職人技を十分に生かした多色使いの大島紬であるオリジナルの「彩総絣」や「地摺り込み総絣」、また一反の反物を半々に違う柄を織り上げ「片身替わり」にお仕立てした大島紬も、お洒落訪問着としてご提案しています。普段使いももちろんOKですが、ワンランクアップのお席の装いにもお楽しみいただけるかと思います。
大島紬 色大島「総絣 9マルキ ペイズリー雪輪華文」
大島紬 色大島「総絣 片身替わり 雅」
大島紬 色大島「総絣 彩龍郷」
奄美大島日本復帰70周年記念
春を纏う大島紬特別展
奄美群島は、1953年12月25日に日本復帰を果たして、70周年の節目の年を迎えます。創業者泉二弘明の故郷でもあり、私たちは「大島紬の復活と可能性」 を信じ、大島紬の魅力をこの銀座の地から全国へ発信することを使命として、産地との強い繋がりを活かした豊富な品揃えと適正価格でご案内して参りました。
「素晴らしい技術を絶やさず、後世へ繋げていきたい」新社長泉二啓太の思いも込め、泥大島の他、白大島や藍大島、男柄の広幅、夏大島など魅力あふれる選りすぐりの商品を多数揃えました。
皆様のご来店をお待ち申し上げております。
会期:2023年3月10日(金)~19日(日)
場所:銀座もとじ和織、男のきもの、オンラインショップ