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  • 第六回:体にも、体形にも優しい男の着物。姿勢良く、堂々と着て|泉二弘明の”きもの生活のすすめ”

第六回:体にも、体形にも優しい男の着物。姿勢良く、堂々と着て|泉二弘明の”きもの生活のすすめ”

着物を着るときに一番重要なのは、なんといっても姿勢です! 角帯(かくおび)を締めると、腰がぐっと落ち着いて自然と背筋が伸びますので、あとは胸を張って着るだけで大丈夫です。最初は、少し気恥ずかしいかもしれませんが、「おれを見ろ」ぐらいの気持ちで、堂々としている方が断然凛々しく、着慣れて見えます。猫背の姿勢ですと、それだけで自信がなさそうに見えてしまいますので、<胸をはる>を心掛けましょう。 また、着物ははっきりとした体のラインを見せないので体形カバーの効果もあります。男の着物では、お腹の出っ張りこそが貫禄(かんろく)にもなり、角帯の落ち着きやすさにもつながります。
洋服では弱点となるお腹が、着物では大きなメリットになるというのは、私のような団塊の世代の男性には、特にうれしい点だと思います。スリムな方で角帯がおさまりにくいという場合には、懐に手ぬぐいを1枚入れておくと見栄えもよくなり、帯位置も前下がりに整いやすいでしょう。
14年前の店主 泉二。この頃、店舗は銀座一丁目にありました。
多少体形が変わっても着ることができるのも着物の魅力。洋服ではボタンやファスナーがしまらないということがありますが、着物は体を包んで帯を巻くだけなので、多少のウエストの変化にも対応できるのです。 実は、腰を支える角帯はコルセット代わりになり、腰痛持ちの人には最適。実際に私も、腰を患い手術をしてから腰痛には長年悩まされ、疲れると寝込んでしまうほどでしたが、着物を毎日のように着るようになって、全く痛みがなくなりました。 着物は格好良いだけではなく、体形に優しく、健康にも良い、という一石二鳥の優れものなのです!

 

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