時代にマッチした着こなし術
着物姿は、洋服の人たちの中に入っても違和感がないのが一番です。当然、色や柄の合わせ方も、洋服感覚をもとになさるといいでしょう。グレーや紺などのダークカラーが多いスーツ姿の中に入っても、しっくり馴染むような色や柄の着物をということです。 今は昔とは町並みも建物も異なります。土の道路に平屋建てが並ぶ光景と、コンクリートのビルが建ち並ぶ光景とでは、明らかに違いがあります。昔は昔流の合せ方もあったでしょうが、それでは、今の光景に身を置いたときにどこか浮いてしまいます。この点さえご注意いただければ、あとはご自身のお好みで、色や柄のコーディネートを自由にお楽しみください。帯の選び方
身長の低い方は、同系色のものをお選びになるといいでしょう。色味の異なるものでは、帯の部分で見た目が上下に分断されてしまい、余計低く見えてしまうからです。一方、身長が高い方には、普通の幅のものよりも1センチぐらい広い帯をおすすめしています。普通の幅では、帯が腰ひものように見えてしまうこともあるからです。半衿の効果
男の着物の半衿も、女性物と同様、バラエティに富んでいます。紺や茶、グレーと申しましても、濃淡はいろいろです。お選びになるときは、洋服で言うワイシャツの感覚で考えていただけるといいでしょう。 ただ、白い半衿よりも色の付いたものや、細かい柄の付いたもののほうが格好よく、格段におしゃれです。着物と同系色のグラデーションでまとめても格好いいですし、ぐっと明るい色や渋い色の半衿をもってくれば、アクセントになって目を引くでしょう。 このように、同じ着物でも半衿を変えるだけで、ぐっと違ったものに変身してしまうほどの影響力を持ちます。この着物はあまり気に入っていないというものでも、普段、お選びにならないような半衿を合わせると、印象が一変するでしょう。無地の着物の妙味
着物で申し上げますと、私自身は、無地が好きです。無地の織物はごまかしがきかず、織物としての真価が問われます。そうした作り手との緊張感も一緒に身にまとうことで、着ているこちらも凛とした気配を味わえますから。また、無地の着物には、羽織を合わせやすいという利点もあります。 ほかに、柄物に合わせるなら無地をなど、洋服にも着物にも同じことが言えるでしょう。*腰ひも・・・・・着物を着るときに使うひも。普通は帯で隠れる。着付けに慣れてくると、腰ひもは使わず、帯だけで着付けをすることも多い。
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