秋も深まり年末年始へ向けて、着物の機会も多くなる季節。
ちょっとしたシミや汚れは、ご自宅でお手入れできたら安心ですね。
そこで、先月の「着物のお手入れ相談会」でもご協力いただきました悉皆のプロフェッショナル・きものトータルクリニック吉本様に、市販のベンジンを用いたお手入れ方法を教えていただきました。
適切なお手入れで、大切なお着物を末長くご愛用ください。
プロの職人による ベンジンを使ったお手入れ方法
動画再生時間:9分20秒
撮影協力:きものトータルクリニック吉本
ベンジンで落とせる汚れ
ベンジンは、ファンデーションや口紅などの化粧品や、油性のボールペンなど「油性の汚れ」を落とすときに使用します。
※ベンジンは火気厳禁です。必ず換気しながらご使用ください。
自分で?プロに任せる?その判断基準は・・
シミや汚れがついてしまった場合は、放置せず、できるだけ早く対処していただき、もしも、ご自身での判断が難しい場合には、プロにご相談ください。
※泥染め、藍染め、刺繍や金が使用されている着物は色落ちや生地難になりやすいため、ご自身で対処せず、プロにお任せください。
(1)油性の汚れ → ベンジンで落とします
例)ファンデーション、口紅、チョコレート、食用油、油性ボールペンなど
ベンジンで使って落とします。
動画を参考にして、ご自身でチャレンジしてみましょう。
(2)水性の汚れ→プロにお任せを
例)ワイン、醤油、お茶、ジュース、汗、雨、血液など
できるだけ早く、プロにお任せください。水性汚れは、基本的に水で落としますが、絹は水に弱いため、不慣れな方が着物に水を使うことはお勧めできません。
(3)油性・水性の混合汚れ→プロにお任せを
例)ドレッシング、マヨネーズ、バター、チョコレートなど
油性と水性の混じった汚れは、ベンジンで油性汚れは落ちますので薄くなりますが、残りの水性汚れは落ちませんので、できるだけ早く、プロにお任せください。
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