(写真左)奄美大島の風景(写真右)銀座もとじ和織店内の機織りの様子
銀座で育つ、世界に一つの大島紬
「銀座生まれの大島紬」プロジェクト、再始動
銀座もとじ 和織の店内で、大島紬が織られているのをご存じでしょうか。
かつてご好評いただいた企画「銀座生まれの大島紬」が、2025年春、改めてスタートいたしました。
再始動第1作目の「龍郷柄」は無事に織り上がり、2025年9月現在は2作目の「柳柄」を織り進めています。
※龍郷柄・・・大島紬の代表的な伝統柄。ハブの背模様やソテツの葉を幾何学模様に落とし込んだデザインで、奄美の自然と歴史を映す象徴的な柄のひとつです。
「わが子を育てるように」
一反の布が織り上がるまでの物語を、銀座で見守る
本企画では、銀座の店舗に常設された織機で一反の布が仕上がるまでの過程を、お客様ご自身が、わが子を育てるようにその成長を見守りながら、完成までの物語を楽しんでいただきます。週に2日ほどのペースで織り進め、その進行状況は店頭で直接ご覧いただけるのはもちろんのこと、迎え手となるお客様へ毎週ご報告させていただきます。
一反の反物が徐々に姿を現す様子を見守る時間は、着物という文化と自分自身が繋がる特別なひとときです。
店頭では織り手との会話も楽しめ、ものづくりの息遣いに触れながら、大島紬が生まれる現場を体験いただけます。
「織り上げ式」という特別な瞬間を共に
反物が完成したら、織機から布を外す「織り上げ式」を執り行います。
お客様ご自身の手で、織り手とともに鋏を入れる儀式は、わが子のように見守ってきた一反の織物の誕生に立ち会う、神聖であり深く心に残る体験となります。

奄美へ“里帰り”し、本場奄美大島紬の証を得る
完成した反物は奄美大島に送り、本場奄美大島紬協同組合にて正式な検査と認定を受けます。証紙が貼られた反物は、晴れて“本場奄美大島紬”として銀座へと戻ってきます。丁寧にお仕立てさせていただき、唯一無二の着物が完成します。
着物をまとって“ルーツ”を訪ねる
さらに、仕立て上がった着物をまとって、奄美大島を訪れる旅のご提案もご用意しています。染めや糸づくりに携わった職人たちとの出会い、ものづくりの土地を巡る体験は、着物への想いを一層深めてくれることでしょう。

受け継がれる一枚を、次の世代へ
着物は、親から子へ、そして孫へと受け継がれる存在。
「銀座生まれの大島紬」は、ものがあふれる時代だからこそ、一つのものと丁寧に向き合い、時間をかけて育てるという新しい贅沢を提案する取り組みでもあります。
サステナブルな未来を見据え、今、価値ある一枚を育ててみませんか?
「銀座生まれの大島紬」を販売中
【今回選んだのは「柳柄」】
現在制作されている柄行は、銀座を代表する街路樹である「柳」。風にふわりと揺れる美しい曲線と、清々しい緑の色差しが印象的なデザインです。耳を澄ませばさやさやとした葉音や心地よい風が感じられるような、爽やかな意匠性が魅力です。躍動感のある柄行は織るリズムをつかむのが難しいですが、織り子が一目一目、心を込めて丁寧に織り進めています。
【2名様限定のご案内となります】
大島紬は疋物(ひきもの)として、一度に2反分=着物2枚分の長さの経糸を機にかけて織るため、こちらの『柳柄』は「2名様限定」でのご案内となります。
【商品・サービス概要】
商品名:「銀座生まれの大島紬」『柳柄』
制作場所:銀座もとじ 和織 店内
織上り予定:1反目は2026年始頃(予定)、2反目は未定
販売価格:1反分税込69.8万円(仕立て/裏地/奄美大島への往復航空券含む)
【ご案内状況】各698,000円
1反目:織上り予定2026年始頃【売切御礼】
2反目:織上り予定は未定(1反目の後)
【特典内容】
① 奄美大島への往復航空券(1名様分)付き
② 現地での大島紬関連施設訪問の旅程提案と手配サポート
③ 制作の進行は週2日程度。織機の実演は店舗でご覧いただけます
④ 迎え手の方には、制作中の反物の進捗を、毎週LINEで織り子からご報告します
⑤ 完成時には、織機から反物を外す「織り上げ式」に織り子と共にご参加いただきます
⑥ 完成後は奄美大島に送付し、検査・認定・証紙貼付後に正式納品
直近の機織りスケジュール
毎週水曜日、毎月第2・第4日曜日/各日12時(正午)~17時
9月 24(水)28(日)
10月1日(水)8(水)12(日)26(日)29(水)
※10/15(水)は休業日のためお休み
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ 和織・和染(女性のきもの) 03-3538-7878
銀座もとじ 男のきもの 03-5524-7472
(電話受付時間 11:00~19:00)