写真右が益田勇吉さん。左は会長・泉二弘明
鹿児島県喜界島出身の大島紬作家・益田勇吉さんが、令和7年の厚生労働省「現代の名工」に選ばれ、受賞記念の「盾」と「バッジ」を手に、その喜びのご報告にご来店くださいました。
益田勇吉さんは、大島紬の美しさと魅力を最大限に表現したいと以下のような様々な挑戦を重ね、大島紬の新たな美を切り拓いてこられました。
・粘土鉱物カオリンを用いた白泥染めの開発(泥染め大島紬のまろやかな艶めきを白大島でも表現)
・「1柄1反ロット=オーダーメイドの大島紬」を可能にした高精度な染め技法の開発(大島紬は分業の作業効率から1柄16反ロットが一般的)
・1寸(約3.8cm)単位で図案を組む独自の「一寸法」
・絣糸を用いながら、精緻な絣合わせとはまた違った美しさを求め、波のような模様を生み出す「渚織り」の開発
お客様の要望や作り手の高齢化などの課題と向き合い、逆転の発想で次々と斬新な仕組みや表現を見出してこられた益田さん。常に研究熱心であり、デザインから糸染め、織りまでの全行程を理解しているからこそのアイデアと行動力で実績を重ねてこられました。
オンラインショップには、益田さんの大島紬の着物をはじめ、大島紬の絣糸で織り上げた男性の「角帯」が色鮮やかにページを飾っています。喜界の海風をまとったような、やわらかな大島紬の世界。これからの益田勇吉さんの創作にも、どうぞご期待ください。
メディアでの紹介記事
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本場大島紬織物協同組合
令和7年度 「現代の名工:益田勇吉氏」御報告
南日本新聞デジタル
「なぜ大島紬には白がない?」…陶芸家の素朴な疑問に奮い立った紬職人 「白泥大島」の生みの親は「現代の名工」に選ばれる
読売新聞-九州発
大島紬の白泥染めや「一寸法」を開発「喜界の海辺の風景を表現しようと挑戦」…「現代の名工」益田勇吉さん
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