「銀座もとじの夏きもの 極上の宮古上布・こだわりの本場夏結城」展はおかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来店いただきました皆様、オンラインショップで作品をご覧いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
(左)本場夏結城 経絣(右)重要無形文化財 宮古上布 着尺 「竹花蔓文」
銀座もとじの夏きもの
極上の宮古上布・こだわりの本場夏結城
めぐる季節、日々の暮らしをより丁寧に過ごす方々が増えています。
今夏、日本の夏を極上の肌感覚で満喫されるのはいかがでしょうか。
五感を刺激する極めて上質な宮古上布とこだわりの本場夏結城をご紹介します。
触れてみると意外なほどしなやかな弾みがあり、
肌につかず離れず風が通り抜ける感覚は格別です。
涼しさの秘密は“麻”にあり。
ぜひ、この機会にお手にとってご覧ください。
会期:2021年5月7日(金)~9日(日)
場所:銀座もとじ和織、男のきもの、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
《インスタライブ配信動画公開中》ぎゃらりートーク(無観客開催)
奥順(株)代表取締役会長・奥澤武治氏と中継を繋ぎ、ものづくりのお話を伺います。
※インスタライブで配信
日 程 : 5月8日(土)
時 間 : 10:00~11:00
場 所 :銀座もとじ和織・和染
宮古上布とは
透き通ったトンボの羽を思わせる薄さと、 砧打ちで仕上げるしなやかな艶めきが特徴の夏の織物です。
島で育つ苧麻を原料とした手績みによる糸作り、藍や植物染料による染め、締機や手括りによる絣括り、手織り、砧打ちなどの工程を経て作られた独特の艶と、軽くやわらかな風合いが特徴の夏の最高級品です。
1978年に国の重要無形文化財に認定。
2003年には、糸績み技術が国選定保存技術となっています。
薄く軽やかで透き通ったトンボの羽を思わせる宮古上布は、苧麻糸の際立った細さから、触れてみると意外なほどしなやかな弾みがあり、肌につかず離れず風が通り抜けていきます。
一日数センチと言う気の遠くなるような時間を掛けて織り上げられた反物は、光沢を出す為に糊付けされ、樫の木の台に置いて木槌で叩く「砧打ち」をします。
3キロの木槌で3時間から4時間、叩き続けてやっとしなやかさと艶を蓄えたあの上布が出来あがります。
本場夏結城とは
結城紬といえば暖かいもの。その常識をくつがえす反物です。
“単衣から盛夏の季節に着られる結城” 「本場夏結城」は、緯糸の約半分に「麻糸」を織り込むことで、結城紬の風合いを保ちながら、涼しさと透け感を実現した“極上の夏着物”です。
生産反数は年間10反未満、結城紬全体の1~2%。 製織できる機屋はたった一軒「野村半平」のみ。 まさに究極の通好みの織物です。
ぜひ布を光にかざしてご覧ください。 経糸の手つむぎ糸の豊かなゆらぎは結城紬ならではのもの。
麻糸と融合することで程よいハリが生まれ、 目にも肌にも極上の涼を感じていただけることでしょう。
一度着たらその軽さと涼しさがやみつきになると着物上級者をうならせる「夏結城」が 一堂に集う希少な機会です。
涼しさの秘密は“麻”にあり。 日本の夏を極上の肌感覚でご満喫ください。
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