「松煙染め」による小千谷紬の夏紬のご紹介です。
小千谷紬ならではの節糸の豊かな表情が、涼やかな透け感に効果的に浮かび上がり、紬らしい質感が目にも肌にも楽しめる着物です。

7月8月の“盛夏の着物”としてはもちろんのこと、5月から9月にかけて、単衣から夏の季節にお役立ていただける“薄羽織”としてもおすすめです。

「松煙（しょうえん）」とは、樹脂分の多い松の根や松の木を不完全燃焼させて取り出した煤からとった染料。古来からの技法で滋味あふれる独特の色合いが特徴です。こちらは「松煙」を伝統的な「もみ込み染」にて染色し織り上げたお品です。

織り出されたのは粋な「やぶれ格子」。
「やぶれ格子」とは、連続模様の所々で形をぼかして破れ目のようにして変化を出した格子柄のこと。全体に縞が織りなされた黒地に、白ねずがすっすっと走るやぶれ格子があしらわれています。シンプルな色柄が多い男性のワードローブの中でお洒落な個性が楽しめる一品です。

夏ならではの透ける素材は、色重ねの妙が着こなしの醍醐味。
着物としてでしたら、下に着る長襦袢の色を変えるだけでも色味や表情が変わります。
薄羽織にされたら、着物や帯が透ける表情も合わせてトータルでの着こなしを考える楽しみがあります。
季節感あふれる男性の究極のお洒落をご満喫ください。

【お手元確認サービス】ご自宅でご覧になりませんか
小千谷紬の夏紬ならではの透け感や節糸の表情、お手持ちの帯や小物との相性など、画面上だけでなく、お手に取って頂けるとご実感頂けると思いますので、「お手元確認サービス」もお気軽にお申しつけください。
※注文手続き画面の備考欄に「手元確認希望」とご記載ください。仕立て前にご自宅でご確認いただけます。
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