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Shop Story店づくり物語

銀座もとじでは、美しい日本の織物と共に、使えば使うほど風合いと温もりを増し、心からお寛ぎいただけるような店づくりを目指しています。全国の作り手が丹精を込めた本物の作品をご覧いただく舞台として、店内の内装もまた本物の自然素材にこだわり、大切に着つづけたい着物と同じ心を宿す空間づくりをしています。

銀座もとじ 和織・和染

2006年、「和織」と「和染」がひとつとなりリニューアルオープン。「和織」と「和染」それぞれに入り口がありますが、内部の空間はやわらかく統合された一体空間となっています。デザインのコンセプトは「納屋」と「IT」。ふるさと、くつろぎを象徴する自然素材、木と石と紙を用いた空間にデジタル機器を埋め込み、工芸作品が美しく輝く舞台を意図してデザインされています。

三河三州のいぶし瓦

16メートルのファサードの上部と柱には瓦が貼られています。三河三州の瓦工房にてこの店舗のために特別に制作・焼成されたもの。土と火の風合いを生かした「いぶし瓦」です。

栓の木の一枚板を使った大テーブル

長さ4メートル、幅1メートル。自然の木目と立木の輪郭を生かした「栓(せん)の木」の巨大テーブル。制作していただいたのは、世界的な木工家、ジョージ・ナカシマの家具作りでも知られる、香川県高松市の桜製作所。先代の故・永見眞一氏が、ご自身の家具作り人生でも一枚板のテーブルとしては最大級のものとおっしゃった規格外の無垢材です。

台座は庵治石

テーブルの台座には、銘石の里・高松市牟田町の和泉屋石材店さんで切り出された「庵治石(あじいし)」を使用。イサムノグチも愛したという石で目が細かく光沢が美しいのが特徴。あえて磨かない部分を残し自然の表情を生かしています。

たたきの床

日本建築の玄関や土間に使われてきた、自然の土をたたきしめた床「たたき」。明治時代にコンクリートが導入されるまでは、建築のみならず、土木工事にも多く使われていた素材です。

紙子の壁

古い納屋の土壁の雰囲気を「紙子(かみこ)」で表現。原料の段階で桃皮で先染し、漉き上がった紙をもんでコンニャク糊で仕上げ、更に墨で染め上げました。素材は斐伊川和紙の井谷伸次さんの作品です。染めは仁平幸春さん。二重の下貼りを経ての表装は、鈴栄経師の鈴木光典さんの手によるものです。

四季の色を染めた戸襖

比較的色をおさえた店内のアクセントに四枚の襖があります。天然染料で染めた手漉の和紙を使って四季をテーマに構成。春に咲く花をイメージした「春」はラック、海をイメージしている「夏」は藍、紅葉の「秋」は矢車附子と茜、そして「冬」は青墨の濃淡で染色しています。染めは仁平幸春さん、経師は鈴木光典さんです。素材は土佐の手漉き和紙、清帳紙を用いています。襖の引き手は、泉二の出身地でもある奄美大島で大島紬の機織りに実際に使われている「杼(ひ)」を加工して使っています。

ギャラリーの展示パネル

柔軟に変化するスペースを意図して、展示パネルも枚数・位置とも自由に移動ができるデザインです。移動が簡単で軽量な構造でありながら、必要強度を持たせるという、相反する課題に挑戦しています。
フレームは最先端カーボンファイバーとアルミの組み合わせ。 振れ止めに、自然石の一部をスリット状に加工したものを使っていますが、存在感のある石は、空間を構成するアクセントになっています。その他、入り口の扉は純木の無垢材で作られた重厚なもので、重さは約100キロ。内部へのいざないと同時に期待を表現しています。

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銀座もとじ 男のきもの

「銀座もとじ 男のきもの」は2002年にオープンし、現店舗には2006年に移転。店主・泉二の「人の手の温もりを感じる店舗を」「新しい時代に何かを提案出来るような店舗を」「扉を開けたら、全国からやってきた紬たちの声が聞こえてくるような空間を」という長年の思いを形にして作られました。着物の素材が引き立つように店内の内装はすべて木・石・紙といった自然素材にこだわっています。

墨染めの戸襖

店に入りまず目に付く正面の戸襖は、四国高知の手漉き和紙・清帳紙を青墨で染めたもの。刷毛目を立たせずに仕上げ、下から上に向かってグラデーションを描くように貼り合わせ、戸襖1枚1枚に和紙の表情を持たせました。また、引き手には実際に大島紬の機織りで使われていた「杼」を用いています。

床の敷石は由良石

床に敷き詰めてある石は、「由良石(ゆらいし)」と言います。静かで気品に溢れる趣は愛好家を魅了し、皇居にも使われている素材です。店主・泉二が「イサムノグチ」の邸宅で目にし、その石が持つ温もりと不思議な魅力に一目惚れをし、高知県高松市の桜製作所の多大なるご助力を受けて希少な石を分けて頂きました。

栃の大テーブル

お客様をお迎えする大きなテーブルは「栃(とち)の一枚板」で出来ています。
自然のまま切り出され、木目も総て生かされているこのテーブルはジョージ・ナカシマの家具作りで有名な高知県高松市の桜製作所が手掛けてくださいました。大自然の温もりと優しさを湛え、その上に広げた織物は輝くように美しく見えます。

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銀座もとじ 大島紬

「銀座もとじ大島紬」は専門店として2012年にオープンし、2017年には奄美大島で使われていた大島紬の織機を運び入れリニューアルしました。大島紬の手仕事の温もりが伝わり、また大島紬の反物の美しさがより引き立つよう、店内の内装は色味を抑え、木と石と紙の自然素材にこだわっています。機の音が静かに響く、心安らぐ憩いの空間を目指しています。

大島紬の織機

入り口付近に置かれた大島紬の機織り機は、奄美大島で実際に使われていたもの。「高機(たかばた)式」と呼ばれる、椅子に座るように腰掛けて足元の棒を踏むことで経糸を開口させる方式の織機です。店主・泉二の幼い頃からの盟友であり、織り手・清田も「親方」と慕う「前田紬工芸」の前田豊成さんのご協力で手配いただきました。

床の敷石は硯石

床に敷き詰めた石は、「伊達硯石(だてすずりいし)」。男のきもの店が以前この場所に開店した際に、「伊達男」にちなんで、宮城県の貴重な伊達硯石を敷石として採用しました。石質が緻密であり、時とともに味わいを増す黒檀色が落ち着きある空間を作っています

墨染めの戸襖

戸襖は、高知県の手漉き和紙・清帳紙を青墨で染めたもの。下から上に向かってグラデーションを描いて染めた一枚絵の作品です。また、引き手には実際に大島紬の機織りで使われていた「杼」を用いています。織り手にとって「杼」は自分の手足も同然の大切な道具。奄美大島で現役を引退した元織り手さん達に、歴史の詰まった大切な杼を特別に分けていただきました。

無垢材のテーブルと紙布の椅子

世界的な家具デザイナー、ジョージ・ナカシマ作のテーブルは木目の美しいブラックウォルナット製。椅子は紙布製の座面を用いたものを採用しました。紙布は乾燥や水に強いだけでなく、繊維がしなやかなのでお着物にも優しい素材です。

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