松尾鏡子さんのぎゃらりートークを行いました|今日の店主

松尾鏡子さん
写真左より店主・泉二弘明、松尾鏡子さん、二代目・泉二啓太

2020年2月7日(金)から9日(日)まで、銀座もとじ和織にて、銀座もとじ初となる「松尾鏡子 個展」を開催。松尾鏡子さんご本人をお招きして8日(土)にはぎゃらりートーク、土日の両日にわたり作品解説会を行いました。

なんと今回のぎゃらりートークは、松尾鏡子さんの染織人生において初のトーク会。全国のファンに熱望されながらも、作品が全てであり作り手は表に出る必要はないと、これまですべての依頼を断られてきたそうです。

「作品が勝手に一人歩きしてくれれば良いと思っているんです。だから、何もお話することはないのですが・・」と、はにかみながらマイクを持たれ、その飾らないお人柄とまっすぐな言葉に、ますます魅了されました。

佐賀県唐津市の美術愛好一家にお生まれになり、美術雑誌の編集をされていたお姉様の勧めで女子美術大学に進学し染織を専攻。在学中より柳悦孝さんに師事、その後柳悦博さんを紹介され、染め織りだけでなく糸作りから習得されます。今も柳悦孝さん・柳悦博さんに学ばれたすべてを仕事の基本として大切にされ、かけていただいた言葉、過ごした日々をまるで昨日のことのようにお話しされていらっしゃいました。

本個展では、葛布の帯作品も特別出品してくださいました。学生時代に出会った「佐志葛布」の復元・伝承は、今や松尾鏡子さんのライフワーク。葛の伐採からはじまる葛布作りの大変さ、また松尾さんご自身も「無地に始まり無地に終わる」と仰る白生地制作の面白さと難しさなどを、たっぷりと伺いました。

松尾鏡子さんにお会いしたいと、たくさんの方にご来店いただきました。「トーク会は最初で最後ですよ」と仰る松尾鏡子さんですが、ぜひまた、このような機会を持たせていただけたらと願ってやみません。

お店に足をお運びくださった皆様、オンラインで作品をご覧くださった皆様に心より御礼申し上げます。

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