「宮脇賣扇庵ぎゃらりートーク」開催レポート

宮脇賣扇
2010年冬、銀座もとじは、京扇子の老舗【宮脇賣扇庵】と初めて“オリジナル扇子”のコラボレーション制作をさせていただきました。 そのご縁から2011年1月22日(土)、扇子の基礎知識から装いの場に相応しいマナー、 四季を通じての扇子の楽しみ方についてお伺いするぎゃらりートークを開催いたしました。

創業は1823年(文政6年)、今年で187年となる老舗【宮脇賣扇庵】は、京扇子の風雅と実用性を追い求めて伝統を 守り育ててきました。屋号の「賣扇庵」は富岡鉄斎の命名。

京都本店には京都画檀の四十八画伯によって描かれた 天井画や、著名画家たちの手による扇面画が大切に保存されています。

今回お話をしてくださったのは、宮脇賣扇庵の銀座店店長 増渕さん。 この日のために、本当にたくさんの、様々な種類の 扇子をご用意してくださいました。お客様もその美しい迫力に魅了され、随所でため息がこぼれます。 檜扇、かわほり、仕舞扇、舞扇、茶席扇、飾扇。。。増渕さんのお声も朗らかに、扇子の歴史を追いながら、製造工程、 種類や用途までとてもわかりやすく教えてくださいました。

『宮脇賣扇庵ぎゃらりートーク
Q 着物に合わせる扇の選び方は? 「着物にはこれでなくては、というものはありません。でも帯に挿すことを考えると 持ち手部分が薄い方が良いので、骨数が少ないものがおすすめです。 基本的には、全体の素材感や雰囲気を着物に合わせていただければ大丈夫です。 個人的には、染めの着物には<塗り骨>、織りの着物には<煤竹骨>などがきれいだと思っています。」
着物に合わせる扇の選び方は?

Q 最近の傾向は? 「男性は骨の素材にこだわられる方が増えてきました。女性は主に扇面の柄行きで選ばれますね。 柄行きは少し先の季節を追いかけて、何本も揃えてくださるお客様もいらっしゃいますが、 実際はなかなか難しいと思います。誕生花やお気に入りの柄や動物、開けるのが楽しくなるような絵を 選んでいただけると幸いです。季節に関係なく使っていただける柄や無地できれいな扇面もたくさんあります。」

銀座もとじ×宮脇賣扇庵
【銀座もとじ×宮脇賣扇庵】で初めてコラボレーション制作した“オリジナル扇子”も、 <銀座の柳><ひょうたん><無地>と季節を問わずお楽しみいただきやすいデザイン。
(■銀座もとじオリジナル扇子・・・男女それぞれのサイズで制作。扇面と骨の組み合わせもこだわりました。 骨に【銀座もとじ】のロゴ、また要の紐に【宮脇賣扇庵】のロゴ入りの留め具が付いています。)

空調が整っている現代は、冬でも暑さを感じることがあるもの。 着物に扇子は一年通しての必需品となりました。スタイルとしても「着物×扇子」は物語があり魅力的に映ります。 扇面にこだわるか、骨にこだわるか。ぜひお気に入りの扇子を見つけてください。