京都西陣の名門【桝屋高尾】とともに、銀座もとじが繭からプロデュースしている極上の純国産絹「プラチナボーイ」で作り上げた、香るような美しさの手織り袋帯のご紹介です。
高尾弘氏の織物の魅力は、その卓抜な意匠の美しさと、手にした時に軽さやしなやかさが伝わる素材の良さ。高尾氏は稔金をはじめ、いろいろな風合い、織味をもった織物の創作に取り組んでいますが、特に高尾氏が長年執着し続けているのは、織物の基本である平織です。
こちらは、その平織の美しさを極限まで表現した帯です。
撚りの強い糸を使って丹念に織り上げたその風合いは、大変滑らかでさらりとした極上の質感をお楽しみいただけます。また、手にした時の軽やかさには必ずや驚いていただけることでしょう。締めていることを忘れてしまうほどの、快適な締め心地をお楽しみいただけます。
素材や技法を工夫することにより、手織りでしかできない世界を表現された究極の帯。
こちらは、趣味の効いたオリーブグリーン地に、大人の気品漂う紫色で織りなされた双龍連珠文尽くしの意匠。風格さえ漂う意匠を色気のある挿し色で仕上げた独特の存在感が魅力的です。そのひとつひとつの織描写が大変繊細で、まさに手織りならではの出来栄えにほれぼれいたします。
織物本来の持つ気品と風格。そして意匠の個性が重なり、美しい存在感を放つ帯。極上の洒落帯をご堪能ください。
プラチナボーイについて
【プラチナボーイ】は37年かけて日本の研究者が開発した、世界で初めてオスだけの繭から作られた特別な絹。銀座もとじが繭からプロデュースし、すべての商品に作り手たちの詳細を記し、履歴のわかる“純国産”のものづくりを進めています。2015年には『農林水産大臣賞』を受賞。その開発から、養蚕、製糸、染織、着物につくられるまでを追ったドキュメントは一冊の本『天の虫 天の糸』に綴られています。