【12月催事】「犬飼千賀子 十二ヶ月の染め帯展」《終了しました》
会期:2021年12月10日(金)~12日(日)
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四季の草花の凛とした美しさ
豊穣の瑞々しさを一本の帯、一枚の着物へ。
着物をこよなく愛する犬飼さんならではの彩色で春夏秋冬の気配を質感として漂わせ、細やかで丁寧な糸目で染め上げます。
季節を愛でる喜びをあなたへお届けします。
コーディネートについて
光沢感が美しいプラチナボーイの生地に金霞をあしらい華やかに染められた木蓮。
花色の紫が引き立つよう、小物は控えめに、小紋は濃い地できりっと合わせました。
春先の観劇や会食にいかがでしょうか
こちらは犬飼千賀子さんへ、銀座もとじが繭からプロデュースしている、世界初のオスの蚕だけの純国産絹「プラチナボーイ」の絹布をお送りして制作いただいた特別な九寸帯作品です。奥から輝くような絹本来の極上の光沢感と、程よくしっかりとした締めやすい厚みで大変ご好評いただいている素材です。ぜひこの機会にご堪能ください。
「3月 木蓮」
地色:シルバーグレー
素材:プラチナボーイ 塩瀬よりややしっかりとした生地
季節:開花は3-5月頃。花言葉は「自然への愛」。海外でも「マグノリア」として人気です。
【犬飼千賀子さんより 個展に寄せて】
今回の個展催事で5回目を迎えさせていただきます。
四季折々の花々も一輪、一葉、表情も違い、制作への思いは尽きません。京都から山形に戻り、故郷のゆたかな自然に心が救われました。
一刻一刻、状況が変化する毎日に一喜一憂する日々、それでも自然はかわらずに 悠然と私たちを包んでくれます。
来る年がゆたかな一年になりますようにと願いを込め、今回は「実り」の帯を新たに染め上げました。
「さくらんぼ」「レモン」「リンゴ」「苺」「柚子」等々、
旬の瑞々しさ、生き生きとした美味なるものを写実ではなく、その時の感情を写し友禅で染め上げた新たな作品です。着物を装う喜びをふたたび、めぐる季節に皆様の心が前向きになれる四季の花々の帯も染め上げましたので、是非、ご覧いただければと思います。
犬飼千賀子
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