【工房コメント】
古くから美術工芸の題材として「生命の樹」は世界中に存在し、正倉院宝物にも見ることができます。
大きな樹は種々の生き物達をひきつけ、集まった生き物は共存し、時を重ね樹はより高く空へと枝葉を伸ばして深く根を張ります。
生命の繋がりと繁栄を象徴した吉祥文様として、今回は記念展に向け「生命の樹」を題材としました。
プラチナボーイについて
【プラチナボーイ】は37年かけて日本の研究者が開発した、世界で初めてオスだけの繭から作られた特別な絹。銀座もとじが繭からプロデュースし、すべての商品に作り手たちの詳細を記し、履歴のわかる“純国産”のものづくりを進めています。2015年には『農林水産大臣賞』を受賞。その開発から、養蚕、製糸、染織、着物につくられるまでを追ったドキュメントは一冊の本『天の虫 天の糸』に綴られています。