こちらは「銀座もとじ 男のきもの」オリジナルで制作した根付のご紹介です。
根付(ねつけ)とは、帯に差し込み腰に提げて使う、江戸時代から続く日本ならではの小物。 数センチに込められた芸術性に惹かれる方は多く、欧米には「Netsuke」コレクターが存在するほどです。
元来は、懐中時計やたばこ入れなどを帯から提げて持ち歩く際のストッパーとして利用されていたといいますが、現代ではお洒落のワンポイントとしてアクセサリー感覚で使われています。 また、楊枝入れなど実用性も兼ね備えたものも人気があります。
様々なモチーフの造詣的な美しさとともに、「6つの瓢箪で“無病(六瓢)息災”」「お金が還る(蛙)」など、縁起を担いだ語呂合わせも選ぶ際の楽しみのひとつです。 小さな遊び心をピリリと効かせた根付で、お着物のお洒落に差をつけてみませんか。
こちらは、『別名:生命の木』と言われるリグナムバイタ/癒瘡木(ユソウボク)を使用した作品です。
リグナムバイタはラテン語で「生命の木」を意味し、樹液が万病に効くとされることから、非常に高値で取引されてきました。
ベルには温かみある自然のニュアンスカラーが絶妙な「リグナムバイタ」が用いられ、表面には波のような流線が一つ一つ手彫りされております。ベルの中には、「ペローパ」という、素材そのものが持つ黄色の色彩を生かした材木でバナナが形づくられており、その先端には赤銅(シャクドウ/銅と金の合金)で作られた1㎝ほどの小さな猿がしがみつく、愛らしいデザインです。
ベルを振りますとサルが「カチカチ(勝ち勝ち)」と音を奏でます。『猿』が「カチカチと音を立て、勝ちに行く。」そんなメッセージを込めて制作した、遊び心溢れるおすすめの一品です。(音が大きく鳴らぬよう、工夫しておりますので安心してご使用いただけます。)