1つ1つこだわりを感じさせる和装小物
ジュエリデザイナーならではの洗練されたセンスを
和装のアクセントに取り入れて
■「源氏物語シリーズ③葵の上」
『源氏物語』の作者・紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」。
銀座もとじでは、雅な装いの文化が花開いた平安時代や『源氏物語』の世界観をより楽しんでいただけるマンスリーコラムを展開。
併せて各月ごとに、源氏物語の登場人物にちなんだ和装小物を限定販売いたします。
この『源氏物語』シリーズは、作品内の全12人の主要人物を一人ずつピックアップし各月ごとに展開していきます。
>>源氏物語シリーズ 作品一覧
>>第3回「葵の上」コラム
「源氏物語シリーズ」第3弾となる今回は、主人公・光源氏の最初の正妻として迎えられる“葵の上”にインスパイア。淡い薄緑に輝く翡翠の石を贅沢に使用した、婦人用羽織紐2種を展開します。
これらの『源氏物語』シリーズの制作は、全てジュエリーデザイナー・角元弥子さんが手がける「ATENARI(アテナリ)」に依頼。平安時代に花開いた「蒔絵技法」や天然素材を用いて「品のある=あて(貴)なる」美しい和装小物を制作する同ブランドが、『源氏物語』の世界観を繊細に表現します。
【ATENARI】の和装小物は、銀座もとじのみでのご紹介です
《作家コメント》
羽織紐 翡翠 銀「逢ふ日」
淡い緑の翡翠と銀のシンプルな羽織紐です。グリーンの色みは落ち着いていて、グレー感覚でコーディネートできます。翡翠ならではのひんやりした手触りもお楽しみください。
「繁栄、長寿、幸福」といった石言葉をもつ、淡い薄緑色の“翡翠(ひすい)”を主役に、洗練された銀の金具を採用しています。
<葵の上について>
主人公・光源氏の最初の正妻。『源氏物語』内では、京都の葵祭のエピソードが描かれた「葵」の帖に登場します。幼い頃から英才教育を受けて育った生粋のお姫様で、気高く凛とした女性として描かれています。
※これまでシリーズ内では、各登場人物にまつわる“愛の和歌”を同封させていただきましたが、光源氏と葵の上の関係性では、和歌のやりとりが行われなかったため、その事実に基づき今回の同封は省略させていただきます。
「ATENARI」について
「ATENARI(アテナリ)」は、ジュエリーデザイナー・角元弥子さんが手がけられるブランドです。
日本の伝統技術である蒔絵の技法を天然石やパール、木地といった自然素材にほどこして、帯留め、かんざし、羽織紐などを制作されています(和装小物は銀座もとじのみでのお取り扱いです)。
「あてなり」とは、日本の古語で「品のある美しさ」を表す言葉。パリで出会った日本の古い装身具の、蒔絵の表現力に強く惹かれたことをきっかけに蒔絵を学ばれ、「現代の女性のスタイルに合う、蒔絵の装身具を作りたい」という思いで2007年にATENARIをスタートされました。
ひとつひとつ表情の異なる天然素材と対話しながら丁寧にデザインされ作られる作品は、季節の小物展を中心にご紹介しています。
【作家産地】「ATENARI」