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銀座もとじ

商品詳細

概要

菊千代が織り上げる極上の芭蕉布
豊かな表情で、使い込むほどに愛着の増す一本

芭蕉布は、沖縄の代表的な織物です。古い書物には13世紀頃からすでに芭蕉布は織られていて、15世紀には現在の工程と同じ技法を使っていたと記されているといいます。芭蕉には3種類あり、実芭蕉(バナナ)、花芭蕉、糸芭蕉がありますが、芭蕉布は糸芭蕉を使います。背丈ほどにもなる糸芭蕉の茎を伐採して、繊維を取り出します。外側は硬いので座布団や小物などに、その内側は帯に、そしてさらに内側のやわらかな繊維は着物になります。糸芭蕉は原皮が採れるまで約3年の成熟を待たなければなりません。また、着尺一反分には約200本の原木が必要と言われます。芭蕉栽培から、伐採し、糸を手で裂いて糸にし、織り上げるまで想像を超える根気が求められる織物なのです。

今回ご紹介いたしますのは、与論島で芭蕉布を織り続けて68年間。大正15年(1926年)1月24日生まれ。いい糸だけを集め、今も作り続ける菊千代さんの作品です。

⇒和織物語『菊千代が織り上げる与論島の芭蕉布』はこちらから

千代さんの糸芭蕉の畑は島内に3箇所あります。糸芭蕉は比較的育てやすい植物ですが、暴風雨を浴びてしまうとキズがつき良い繊維が取れません。また一手間、ニ手間とかけて発育途中に葉を何度か刈り落とすと、より一層茎から綺麗な芭蕉の繊維が取れます。手間をかければかけるだけ良い糸になるのです。一反の着尺を作るのに200本の糸芭蕉を切り倒します。齢82歳にとっては大層「骨の折れる仕事」です。それだけ手間隙を掛けても自分で納得のいく物が織り上がるまでは、決して妥協しません。「難が出たら自家用にする」というのが千代さんのモットーです。

千代さんには三つの夢がありました。ひとつは「民具や民家を後世に残していくこと」。二つ目は「与論独特の方言を正しい形で残すこと」。三つ目は「芭蕉布で個展をひらくこと」でした。二つの夢は叶いましたが、最後の夢はもう叶わないことと諦めていたとき、店主・泉二(もとじ)と出会いました。菊千代さんは懸命に作品を作ってくださいました。82歳という年齢で1人で糸作りから織りまでして行きますから、出来上がった作品数は本当にわずかですが、2008年5月、銀座もとじのぎゃらりー泉にて、その夢を実現することになったのです。

経緯糸ともに手績み芭蕉糸100%を使用したものです。すべて手仕事で作り上げられました。あたたかな薄茶をベースに、こげ茶に2本の縞が中央を駆け抜ける、ちょっとお洒落なデザインです。

また、芭蕉布の帯は通常は盛夏におすすめのものなのですが、菊千代さんの帯は糸の密度が高いので、通年お役立ていただける自然布の帯としてお楽しみいただけるのも魅力です

菊千代さんの作品をご紹介できる機会も滅多とないかと存じます。ぜひその価値をおわかりいただける方に末永くお持ちいただければと願っております。

素材
植物繊維
こげ茶×薄茶
仕立て
盛夏
性別
男性
納期
約10日

提供

商品番号: 1325102775
与論島の芭蕉布 角帯「二本縞 こげ茶×薄茶」
価格(税込):
通常価格: 258,000円
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