日本工芸会正会員、手描き友禅作家・四ツ井健さんの帯作品のご紹介です。
さらりとした夏紬素材ですが、透け感が少ないので、単衣から盛夏まで長く楽しめます。
エメラルドグリーンの地色が新鮮で、夏の陽射しに映える個性的な帯です。葉をアレンジした文様を菱にあしらった構図も存在感があります。柄行には鈍い金彩があしらわれ、夏の陽射しに軽やかに煌めきます。
紬や綿着物に合わせて。
シャープで上品カジュアルな印象ですので洗練されたセンスで楽しめます。
ビジネスシーン、美術館巡りへいかがでしょうか。
四ツ井健
1962年、石川県金沢市生まれ。金沢市内の工房で、伝統的なもち米による手描き友禅染の全工程を一人で手がける。グラフィックデザイナーを志しデッサン教室へ通っていた10代の頃、友禅工房で出会った師のもと10年余りの修行時代を過ごす。元メーキャップアーティストでファッションへの造詣の深かった師の「着物はファッションである」という言葉は今もデザインの根底にある。