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銀座もとじ

商品詳細

概要

西陣の職人たちのロマンの結晶
現代に蘇る「唐緒」

西陣が全盛期を迎えた昭和の時代、「唐組平緒」という素晴らしい組物を織物として表現出来ないかと作られた「唐緒」。
こちらはその幻ともいえる「唐緒」を現代に復元しようと、西陣の職人たちが熱い想いで作り上げたロマンあふれる作品です。

構想から2年の歳月をかけて生み出された独特の織地は、身体に吸い付くような極上の伸縮性が実現され、緻密な装飾性に只ならぬ風格が漂います。

その実現までの熱い物語をいただきました。
ぜひ作り手皆様の想いと共にお手に触れていただきたい角帯です。


《工房コメント:唐緒ができるまでの物語》

ある織元の工場に分解されて、使っていない手織り機がある事を聞き、その機を譲りうける事となった。その機で織る事ができるのは唐緒という織物、それも角帯の機であった。

唐緒?そう言えば、昔私が帯問屋へ奉公に行っていた頃に数回程度しか見る事が出来なかった帯である。一般的な西陣の織物とは違う、まるで組紐の様な帯、最初は組帯かと思っていたが、それは織物ということであった。その幻とも言える唐緒の手織り機と見本裂、綜光、そして製織資料ともいえる糸、色見本帳、紋図が手元にある。数十年の間眠っていたそれらを復元出来るのではないかと思いを寄せた。

一見するだけでは複雑過ぎる組織と経糸(整経)の並び。復元にあたり、製造に携わっていた方を探すことから始まった。西陣は昔から分業体制が取られていて、その道に精通している方が居られる。

まずは糸。
独特の撚りがかかるこの糸を糸屋さんに問い合わせた所、同じ糸は無く特注生産によってのみ作る事が可能との事だった。

次は整経。
製織資料に示されていた整経屋さんに連絡、現在も現役で整経の仕事をされているとの事。お会いする事ができ、唐緒の復元の話を持ち掛けてみた。「懐かしい、よくこんな物が残っていたなぁ」整経師さんも昔の資料を引っ張り出して、時間を忘れて話し込んだ。その資料の中には唐緒という織物の鍵を握る整経の設計図が奇跡的に残っていたのだった。これにより唐緒角帯の復元がようやく可能となった。

そして織り。
手織り機は古くより親密なお付き合いがあった、老舗手織り機屋の帯屋捨松により機を組み、熟練の職人により製織して頂く事となった。

構想から2年の歳月を経て、こだわりの糸を使い、二重畦組織で組んだ特殊な織り技法により、伸びの少ないしっかりとした生地を復元する事に成功した。

西陣が全盛期を迎えた昭和の時代、唐組平緒という素晴らしい組物を織物として表現出来ないかと作られた唐緒。

先人の知恵と、ものづくりの熱意が詰まった唐緒はこの一台の織り機を残すのみとなってしまった。古き良き織物、技術を後世に残して行けるかが、今後の我々に試されている課題ではないかと感じました。

素材
黒に近い焦茶×墨×白茶
仕立て
性別
男性
長さ
幅約10cm
納期
約10日

提供

商品番号: 1315107010
角帯「復元 唐緒 黒に近い焦茶×墨×白茶」
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