【銀座もとじ 男のきもの オリジナルコレクション】にて制作しました
こちらは「ひげ糸」と呼ばれる糸がちょんちょんと所々にあらわれる味わいのあるデザイン。 おだやかなグレー地に、赤焦茶、水色グレー、グレー、紅おびたグレーなど、微妙なニュアンスカラーがさりげなく織りなされた横段模様が品の良い仕上がりです。
綴れ織の名門、西陣【服部綴工房】の“爪掻き本綴れ”の本格派の角帯です。
ゆったりとしたしなやかさ。
綴れ帯の概念を覆すような、表情の美しさと、締め心地の良さにきっと驚かれることと思います。ぜひお手を触れてご実感いただきたい角帯です。
【服部綴工房】は国内の手織りにこだわる綴れ織専門の機屋です。しかもその手織りはすべて“爪掻き本綴れ”のみという、徹底したもの。
“爪掻き”とは、綴れ織を制作する際に、その織り目の糸を、ギザギザに削った爪でたぐりよせるようにして、ひと目ひと目、整えていく技法のことです。職人さんは毎朝、中指と薬指など2本の指の爪を糸の細さに合うように削って、織りをはじめるのだそう。ひとつひとつを丁寧に、ミリ単位の仕事を進めていく。綴れ織はたて糸をよこ糸で包んで、階段状に織り上げていく技法なので、その爪の力加減ひとつで線状美が決まるといいます。
根気と長年の勘からくる力加減。本物の綴れ織は想像すると気が遠くなるような、高い技術の職人技が必要なのです。
単衣から袷まで、綴れ織の上品な素材感は季節も幅広くお役立ていただけることも魅力的です。
また綴れ織は表裏で同じ模様ですので、長年使われて汚れてしまったときなどは、裏返してお仕立て替えされれば、一生ものとしてお楽しみいただけます。
“爪掻き本綴れ”で織り上げられた【服部綴工房】の帯。色柄のセンスも現代に合った高いデザイン性が感じられます。絶妙なしなやかさをぜひ、その指で触れてください。自信をもっておすすめいたします。
の色彩の濃淡が変化していくやわらかなデザイン。 夜明け前の空の色にも似た、「何色」と言葉で言い表すことのできないニュアンスあふれる色彩が丁寧な織りで表現されています。単衣から袷まで、綴れ織の上品な素材感は季節も幅広くお役立ていただけることも魅力的です。
また綴れ織は表裏で同じ模様ですので、長年使われて汚れてしまったときなどは、裏返してお仕立て替えされれば、一生ものとしてお楽しみいただけます。
“爪掻き本綴れ”で織り上げられた【服部綴工房】の帯。色柄のセンスも現代に合った高いデザイン性が感じられます。絶妙なしなやかさをぜひ、その指で触れてください。自信をもっておすすめいたします。