【吉祥文様-鱗文】
厄を除け、災難からこの身を守りますように
「鱗文(うろこもん)」とは・・・
正三角形または二等辺三角形を連続して配した幾何学模様で、魚や蛇のうろこに見立てて鱗文と呼ばれ、シャープできりりとした雰囲気を演出し、帯の柄として人気があります。
鱗は身を守る・身を固めるなどの縁起柄として、また厄除けの柄として知られており、京都には現在も、女性の厄年に鱗文様の長襦袢を着る習慣が残っているそうです。
能や歌舞伎では鬼女や蛇の化身の衣装の文様として用いられ、能・歌舞伎鑑賞の装いに取り入れるのもおすすめです。
こちらのお品は、すでに仕立て上がっております。
アイボリーとベージュで細かい市松模様が織り出された帯地に、半分に切り取られた華文のような抽象文様が黄ベージュの輪郭で表現されました。ふっくらとした凹凸のある地風とやさしい色合いがあいまって、優しい洒落感があふれるひと品です。
都会的でモダンな雰囲気が漂う一品。コーディネートも様々にお楽しみいただけそうな一品です。