草木染織作家、柳晋哉さんの九寸帯作品です。
現代の街並みに似合う、洗練された織表情。味わい深い絣足、心地よい肌触り、構成と色選びの妙に独自の感性が宿ります。お洒落な大人が集うカジュアルシーンに、上質な帯姿を楽しめる帯です。
こちらは焦茶、白、ねずの横段に、水色の格子が爽やかに映えるデザイン。
無地感覚の着物に締めればすっきりとモダンな着こなしに。
帯に力がありますので、作家ものの絵羽紬などの存在感のある織着物にも力が引き合い、素晴らしい着姿を演出いただけます。
織着物や小紋に合わせて。
観劇、美術館、食事会、洋装と集うシーンにもおすすめです。
初個展の際、工房を訪問しインタビューをさせていただきました。
もともとは別の仕事をされていたという柳晋哉さん。染織の道を志したきっかけ、 これまでの葛藤、現在の仕事などお話を伺いました。
【特別インタビュー】「民藝とは手仕事のもつエネルギー」 柳晋哉さんの等身大の染織
【YouTube】柳晋哉さんや工房の様子を動画でご紹介します(約2分)
柳晋哉さんについて
民藝運動の父と呼ばれた柳宗悦氏の甥にあたる、柳悦博さんを祖父に、崇さんを父に持つ、柳晋哉さん。インテリアデザインの専門学校を卒業後、建築会社への勤務を経て、崇さんが二代目を務める「柳染織工房」に入所し染織の道へ。入所2年後に自身の名前で初制作した作品を「日本民藝館展」に初出品、初入選。2019年には日本民藝館展奨励賞を受賞し、2021年に独立されました。 民藝は「手仕事のもつエネルギー」であると語り、柳家のもの作りの根幹にある美意識、糸へのこだわりや染織技法を受け継ぎながら、新しい感性を活かした作品を制作されています。
【作家産地】「柳晋哉」