和更紗作家 中野史朗さんの帯作品です。
こちらは「花と実文様更紗」と題されたデザイン。
図案は古代柄を復刻させたもので、なんと6枚もの型を使用して染められています。何度も型絵染を重ねることで生まれる独特の奥行き、色加減の絶妙なやわらぎが魅力です。
さらりとした紬素材で、単衣から袷まで長くお楽しみいただけます。
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中野史朗さんについて
1974年千葉県出身。建築設計事務所に勤務の後、手仕事の職人に憧れて型染めの世界へ。染色工房で江戸小紋や更紗の染めを請け負う中で、伊勢型紙の突彫師・内田勲氏、江戸小紋師の故・藍田正雄氏と出会う。日本で独自に発展した和更紗ならではの、何枚もの型を重ねて細かい模様を多色染めする伝統的な技法を残したいという思いから、2013年に和更紗職人として独立。また、和更紗の型彫りの技術を知る職人もほぼいない中、内田勲氏に師事し自ら和更紗の“追っかけ型”の技術を学んでいる。2019年3月、銀座もとじ「ぎゃらりー泉」にて初個展開催。