ねん金綴錦の袋帯のご紹介です。
こちらは両面で色が異なる「リバーシブル」で楽しめる、大変使い勝手の良い帯です。
片面はおだやかで爽やかな「ベージュ地に薄緑×金」、もう片面はシンプルな「白地に金×銀」。ともに「全通」で織り上げられています。
どちらの配色も合わせやすく、メリハリのきいた重厚な古典柄袋帯とはまた違う趣向の、さりげなく装いに煌めきを添える現代感覚のフォーマルを演出いただけます。
※画像4枚目に「白地に金×銀」の太鼓画像を掲載しています
京都西陣の織元が、名古屋の徳川美術館から「黄金のねん金袱紗」の復元を依頼され、見事に実現。500年以上も経過している袱紗は劣化が激しかったそうですが、これまでも正倉院の織物の研究を進めていた実力を認められ、この仕事を成されたといいます。その後、この技術を発展させて確立されたのが「ねん金綴錦(ねんきんつづれにしき)」です。
ねん金とは、真綿糸に金箔を巻きつけるようにして金糸を作る技法です。その真綿糸を様々な糸に染めて、それに金箔を巻きつけた独自のねん金糸を作り出しました。糸の太細のある手引き糸を使うことによって、出来上がった帯にも微妙な凹凸や濃淡のある独特の表情が浮かび上がります。
手にされると、その軽さに驚かれることと思います、一瞬でその締め心地の良さをご実感いただけることでしょう。
真綿糸に金の箔糸を巻き付けて織り上げた意匠は深みのある煌めきに満ち溢れて、ため息がこぼれるほどの美しさです。
複雑な色合いや光沢は、ねん金綴錦ならではのもの。
他の織表情は違った、独自の美しい世界観をぜひお楽しみください。
訪問着や付下げ、色無地、小紋を格高く演出したシーンはもちろんのこと、
織や型絵染の絵羽などをちょっとしたパーティーやコンサートへ楽しみたいシーンにもおすすめです。