【吉祥文様-亀甲文】
長寿吉兆。末永く繫栄が続きますように
「亀甲文(きっこうもん)」とは・・・
亀は万年。六角形を並べた様子を亀の甲羅に見立てた、永遠の繁栄を願う延命長寿の縁起柄。飛鳥・奈良時代に中国から伝わったとされ、古くから愛されてきた伝統のある文様です。
六角形は雪の結晶、蜂の巣など自然界でも目にすることができる安定と調和を司る図形であり、幸運を招くとされています。
六角形の中に他のモチーフを組み合わせた様々なバリエーションの亀甲文も見られます。
地機で織り上げられた結城紬のご紹介です。
本場結城紬検査協同組合の証、検査合格の証がついております。
ふっくらとした手触り。体がつつみこまれるような優しいぬくもり。着るほどに肌になじむ結城紬は、昔は、最初は丁稚に着させて、素材がふっくらとしてから店主が着る、という文化もありました。結城紬こそ、早くお気に入りに出会われ、何度もお召しになり、洗い張りをし、長年かけてのその味わいの変化をじっくりとご堪能いただきたい織物です。
時代を超えて愛される、正統派の上質な“地機の100亀甲”。お色目も大変よく、黒地に縹色の亀甲が明るく浮かぶなんともいえない良き色調です。
またこちらは【生地巾(外巾)1尺7分(約40.5cm)】ございます≪広巾≫で織り上げています。これほどの広さで、このような良きお色目の100亀甲の地機の結城紬は、現在なかなかお作りがありません。大変稀少な一品でございます。
結城紬ならではの肌にふんわりと寄り添う極上の風合い。真綿紬の肌触りを存分にご堪能いただきたいと思います。
帯次第でモダンにも古典的にも着こなせますので、集われるシーンやまわりの方の雰囲気に合わせて、自在に着こなしていただけるのが魅力です。そして素材感は流行りすたりのない、永遠に支持される“結城紬”。自信をもってお召しいただけるお着物です。
お気に入りの一枚を、ずっと長く。ぜひ風合いの変化、月日を重ねて肌に不思議なほどしっとりとなじんでいく極上の絹感をお楽しみください。きっと数年後、何十年後、持っていてよかったと感じていただける、時代を越えて愛される正統派の織物です。