ひげのように糸が飛び出した独特の味わいが人気のひげ紬。
ひげ紬とは、紬の糸の一部を織り込まずに糸の端を表面に出して織りあげることで、ひげが生えているような表情が生まれる紬のこと。「網織紬」とも呼ばれ、その昔、漁師の投網が絹で作られていた頃、古くなった投網を割いた糸を紡いで織られていたといいます。
思わず手で触れてみたくなる、独特の風合い。
約1cm~1.5cmほどの糸が味わいある表情で飛び出す、おもしろみあふれる素材は、 無地一色でありながら、存在感のある表情が魅力です。
着物はもちろんのこと、ひげ紬は羽織にも人気があります。
無地ものが多い男性のワードローブの中で、
羽織+着物が無地同士のコーディネートでもさりげなく変化のある装いを楽しめおすすめです。
※こちらは≪超広巾≫で織り上げています。裄の長い方にもお楽しみいただきやすい仕上がりです。