【作品コメント】
練経に対しわずかに生糸を合わせた緯糸を織り込むことで、しなやかで光沢があり、少し張りがある風合いになっています。
ニュアンスほどに浮かび上がる二重菱が奥深い印象を残し、光の加減で立体感が生まれ、お顔映りを華やかに演出してくれる着物です。
やわらかもの感覚としても、また単衣、袷、どちらにもおすすめです。
勝山さと子さんについて
勝山織物、現四代目となる勝山嘉夫氏の長女として生まれ、幼い頃から機の音を聞き、絹に触れて育ってこられました。
五代目となる兄 勝山健史氏の究極のものづくりを傍らで体感し、同年代の方でも気軽に着ていただける「上質なきもの」を、と新たにブランドを立ち上げられました。
素材のこだわりはもちろんのこと、現代の生活に溶け込み、それでいて華やかで存在感のあるきものを作られています。