新潟県に工房を構える染織作家、松本英利さんと文子さんご夫妻が作り上げた純草木染の紬のご紹介です。
松本英利さんが染めた糸を、文子さんが織り上げた作品です。
植物染料100%で染められた糸は見れば見るほど何色にも感じるような奥行のある本当に良いお色目です。
染料は、
栴檀草(あめりかせんだんぐさ)
南天(なんてん)
姫女苑(ひめじょおん)
山桜(やまざくら)
灰汁精練
絹糸は藁灰より抽出した灰汁で精練しています
おだやかな生成り地に紅茶色の変り格子模様は優しいぬくもりにあふれ、生地の風合いも程よくさっぱりとして着心地が良さそうです。
着る度に心癒されるナチュラルテイストの紬。節糸の奥行ある表情や純草木染による絶妙なニュアンスカラーにセンスの良さが感じられるます。大人の上質カジュアルを楽しめる一枚です。
松本英利
兵庫県西宮市出身
1982 東京農業大学農学部醸造学科卒業
1990 新潟県立十日町高等職業訓練校
工芸織物科修了
1993 同校 染色工芸科終了
1996 職業訓練指導員免許(織布科)取得
1998 日本民芸館展入選
1999 新潟県立十日町テクノスクール(旧 高等職業訓練校) 織布科非常勤講師(~2004)
無印良品キャンプ場体験教室講師
松本文子
神奈川県川崎市出身
1984 京都市立芸術大学美術学部工芸科
染織専攻卒業
1990 新潟県立十日町高等職業訓練校
染色工芸科終了
1991 同校 工芸織物科修了
1997 日本民芸館展入選(以後tokidoki出品)
2011 日本民藝館展 奨励賞