Vol.4 「ソテツ」

奄美大島を知る

Vol.3「アダン」のコラムに引き続き、奄美大島で出会える植物たちをご紹介いたします。
全3回に分けてお届けしています。奄美の植物シリーズ、第2回目は、「ソテツ」。

こちらは、「ソテツ」。
海岸近くの岩場に育つ、ヤシの木にも似た南国味あふれる植物です。植物が衰弱しかけたときに、根元に鉄釘などを打ち込んで鉄分を与えると衰弱しかけた植物が蘇生することから「蘇鉄(ソテツ)」という名がついたと言われます。

安木屋場の蘇鉄の群生地
ソテツ
ソテツを模様にしたもの

奄美大島の龍郷町にある安木屋場(あんきゃば)には、ソテツや芭蕉が見事に群生しており、観光地としても知られます。

このソテツの葉は、「龍郷柄(たつごうがら)」といわれる大島紬の模様に取り込まれており、「蘇鉄の葉」と「ハブの背模様」という奄美大島の特徴的な動植物をモチーフにしながらも、モダンに図案化されて、現在に至るまで人気を得続けています。

竜郷柄が機にかkっている様子
竜郷柄の反物
竜郷柄の模様

「奄美大島を一番良く表現した大島紬」として江戸時代に考え出された模様。一番右側はハブの背模様を表しています。明治四十年頃に、この柄の大島紬が作られていた村の名前をとって、「龍郷柄(たつごうがら)」と名付けられました。