Vol.26 襦袢・男を魅せる和装下着~男性着物の一揃え~|男のきものWEB講座

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襦袢 ~男を魅せる和装下着~
和装用の下着または肌着の総称を「襦袢(じゅばん)」といいます。大別して、長襦袢、半襦袢、肌襦袢などがあります。

長着と同じく丈が足首近くまである襦袢を「長襦袢(ながじゅばん)」といいます。通常、表着である長着と肌に直接つける肌着の中間、つまり長着のすぐ下に着る下着ですが、下着でありながら、着物姿を整える役目も備えており、長襦袢の衿部分はわざと一部分が見えるように着付けます。ただし、あくまでも下着であり、長襦袢一枚で表を歩くようなことはしません。この点は洋服のシャツ類とは異なります。仕立て方の種類や、生地なども用途・季節に合わせて様々なものがあります。生地の種類については、一般的な正絹生地をはじめ、木綿製のもの、夏用に麻製のものなどがあります。

長襦袢に比べ、胴部分の丈が腰までの長さのものを「半襦袢(はんじゅばん)」といい、長襦袢を上下に二分割した上半分のイメージの襦袢です。普段着の着物に用いることが多く、多くのものは家庭で洗濯も可能です。

素肌に直接着る上半身の肌着で、着物と同じく前を打ち合わせて着用する形状の肌着を「肌襦袢(はだじゅばん)」といいます。通常、晒木綿の単仕立てで、長襦袢や半襦袢の下に着用し、表からは見えないように着ます。男物にも夏用と秋冬用とがあり、防寒用途ばかりでなく、汗や汚れ取りとして着用します。また、補正や着崩れ防止目的にも効果がありますので、洋装のアンダーシャツを肌着に用いるよりも、和装の際には肌襦袢をお勧めいたします。