Vol.25 袴・男を魅せる和装品~男性着物の一揃え~|男のきものWEB講座

男のきものWEB講座

袴 ~男を魅せる和装品~

凛とした和服の着心地を約束し、精神的な高揚をも高めてくれる和装品、それが袴です。袴は礼装用ばかりではなく、男性の着物姿とその風格を格段に増してくれる主要な和の衣類なのです。

本来袴は、活動的なスタイルを生み、下に着る着物の保護や保温などの機能性を持ちますが、男性の和装ならではの、シャープで完成されたシルエットを与えてくれるという効果も大きく、そのスタイリッシュな着姿にとても人気があります。実際に、最初は少々気恥かしくて敬遠していた方々も、鏡に映るご自分の姿を見ると、ほとんどの方が「これはいいね。」と感じ入るご様子です。

袴を着けると、腰板が背中に心地よく当たり、自然と背筋が伸びてシャンとした緊張感を感じます。その、和服ならではの着心地が実に心地よく、五感のすべてが喜びを感じるようでもあります。

袴には、生地とその形状(仕立て方)の違いから何種類かありますので、着用目的に応じた袴を選びましょう。

袴の形状には、襠の高い馬乗り袴、襠の低い平袴(切袴)、襠がなくスカート状の行燈袴、裾細でスボン状の野袴といった種類があります。現在、最も多く利用されているのは馬乗り袴ですが、野袴を改良した当店オリジナルの「平成袴」や馬乗り袴の裾をやや細めに仕立てた武道袴タイプのものなどが人気です。

甲田綏郎 仕立上仙台平袴「黒に青いかすれ縞」
甲田綏郎 仕立上仙台平袴「黒に青いかすれ縞」

礼装、正装には仙台平の縞袴を取り合せますが、準礼装、パーティやお茶会などでは必ずしも仙台平でなく、無地や紋織りのお召し袴などもご利用頂けます。また、普段使いやちょっとした場所へのお出かけには、紬の袴も似合います。生地選びは、合わせて着る着物と相性の良いものを選ぶのがポイントです。フォーマルな席に出席する場合以外では、自由な組み合わせで男のおしゃれを楽しみましょう。