疋田総絞り「45立ての四巻き 針疋田」染め着尺|店主 泉二弘明のおすすめの逸品

疋田総絞り「45立ての四巻き 針疋田」染め着尺|店主 泉二弘明のおすすめの逸品

店主 泉二弘明のおすすめの逸品
疋田総絞り 染め着尺 小紋
「45立ての四巻き 針疋田」(広巾)

今月の泉二弘明のおすすめの逸品は、お陰様で今年10周年を迎えた「銀座もとじ 男のきもの」の10周年記念作品として制作いたしました、大変珍しく貴重な疋田の総絞り、広幅(約1尺5分 約39.8cm)で制作しました、染め着尺のご紹介です。

手仕事による絞り目の美しさが際立つこちらの着尺は、一巾に45の絞りをほどこした45立ての針疋田の総絞り、という大変に手の込んだ、貴重な職人技による作品です。袷着尺はもちろんのこと、羽織やコートにもお仕立ていただけます。

45立ての四巻き 針疋田

地色には、しっとりと深いダークグレー、そして絞りが施された箇所には淡いグレーが染まり、柔らかな凹凸による立体感で動きのある染め上がりで、疋田絞りの手技によるシンプルな美しさが際立つ作品です。疋田絞りの染め着尺ですが、生地自体は、シボ感や伸縮は強くは無く、染め着尺のニュアンスでお召いただけます。
木製の絞り台に専用の針を設置して、その針に絞りの山となる部分に生地を引っ掛け、綿糸で4回巻いた物を四ツ巻しぼりと言います。その絞りを一巾(反物の幅いっぱい)に45個を綺麗に並べます。

染めの工程

45立ての四巻き 針疋田 工程

品のある総絞り、グレーの濃淡を表した色味も美しく、大変お洒落な逸品です。なかなかこういった作品がご紹介できる機会は少なく、この度、男のきもの店が10周年を迎えた記念に、特別に職人の方に制作を依頼したお品です。

緻密な手技と伝統技術による総絞りの貴重な作品、お心に留められた方は、この機会にぜひお楽しみいただきたい逸品でございます。