第九回:男こそ、小物にこだわる!その2(手ぬぐい、信玄袋、トロリーバッグ)

前回のこだわり小物のご紹介につづき、第2弾として私がお薦めしたい小物を3点ご紹介いたします。

まず「手ぬぐい」。これは値段も手頃ですし、普段の生活でも重宝しますからぜひ、色柄で気軽に楽しんでください。昔は汗拭き手拭きで使うのは勿論のこと、手ぬぐい自体を裂いて鼻緒が切れた時、怪我をした時の止血や包帯代わりに使うこともあり庶民の生活に根付いた存在でした。両端が切りっ放しになっているのはその名残です。
手ぬぐい

現代では裂いて使うことはありませんが、汗や手を拭く、食事の時に着物の汚れ防止で布巾代わりに膝の上に広げて使う。畳の上で胡坐をかくときに足に掛けて下着が見えるのを防ぐ、夏の浴衣の時には縦長に折って江戸の町人風に肩から掛けて粋に歩いてみるなど工夫満点です。あとは葉書大に畳んで懐に入れ、着崩れ防止にも使えます。

信玄袋・バック
2つ目に、男性が気軽に持てる人気の手提げ、「信玄袋」(合切袋)です。 昨今では、「合切袋(がっさいぶくろ)」といわれる一切合財入ってしまう袋という意味の便利な手提げ袋の一つとして信玄袋という呼び名が人気を得ておりますが、元は旅の際に衣類を入れて持ち歩いたトランクのようなものでした。 合切袋には、綿や麻や絹などの布帛で作られたものや、印伝(いんでん)と呼ばれる鹿皮をなめした細かいシボや漆加工などが表面にほどこされた袋(インドから伝わったというのが名称の由来といわれています)など様々な種類があります。

財布や手帳、携帯電話、デジタルカメラ、てぬぐいなど男性のおでかけに必要な小物たちを、余裕をもってきちんと収納することができる丁度良いサイズです。羽裏のように生地の内側が洒落ているものも多く、プレゼントにもおすすめです!

3つ目に、わたしのとっておきの愛用品をご紹介いたします!

わたしは良く日本各地のきものの産地をめぐっていますが、そういったときに着物姿に似合う旅行鞄になるようなものが無いか、長いこと探し続けておりました。とうとう見つけた品が、こちらのトロリーバッグでした。
奈良時代から江戸時代にかけて発展した柳行李を基盤に、大正末期から昭和初期にかけて製造され始めたファイバー製の鞄が原点となってできた、弾力性に富み、衝撃にも強い、という特徴を持ったトランクです。
トローリーバック

着物姿に似合うトランクをいざ探してみても、なかなかしっくりこないことも多いのですが、このトランクは、畳んだ着物もすっぽり収まるサイズと、硬質な輝き、柳行李に通じるどこか懐かしいスタイルが、着物姿に見事に決まります。
上質な素材を用い、内側の布地には、ベージュと新色ワインレッドの2種類をご用意しており、銀座もとじのオリジナルでお作りしております。
着物でご旅行を楽しまれる方には、ぜひおすすめしたい逸品です。