Vol.65 着物のクリーニング|男の着物人生、始めませんか

男の着物はじめ 男の着物人生、始めませんか

安心できる呉服専門のクリーニング店

着物を脱いだら、きちんと手入れをしていただくのが大切なことは前項でも申し上げた通りです。洋服でも着物でも、しまう前にはきれいにしておくのが基本ですが、特に絹でできた着物は、たとえ普段着としてお召しになっていらっしゃる場合でも、洗濯機でザブザブ洗ってしまうというわけにはいきません。綿の着物や浴衣、作務衣(さむえ)などを除いては、何らかの形でプロに任せることになります。

一般のクリーニング店ではクレームが多すぎるため、呉服専門のクリーニング店に着物を預けてご相談いただくのが安心です。

入れの判断基準

さて、一口にきれいにすると言っても、その方法はいろいろあります。手入れの判断基準になるよう、段階を追ってひと通りご説明しておきましょう。

まず、部分的にしみや汚れを付けてしまった場合は、軽い程度のものならご自身で、困難そうなものであれば専門家にしみ抜きをしてもらうことになります。

「丸洗い」、「しみ抜き」、「汗抜き」

特にしみや汚れはないけれど、何度か着て全体に汚れてきたもの、衣替えでしばらくしまっておくものなどは、専門の職人に着物全体を、くまなくきれいにしてもらう「丸洗い」と「しみ抜き」をお願いするといいでしょう。

また、シーズン中であっても特にたくさん汗をかいた場合や、同じ着物を続けて何度かお召しになった場合などは、汗じみが残らないよう、裏地を中心にざっときれいにする「丸洗い」と「汗抜き」を依頼するといいでしょう。

洗い張り

さらに、ひどく汚れてしまい、しみ抜きや丸洗いでは対処しきれない場合や、もらった着物を仕立て直す場合、あるいは、ご自身がもう着るご予定のない着物を長期間しまっておかれる場合などは、「洗い張り」をします。

この方法は、まず着物を完全にほどいて各パーツを繋ぎ合わせ、元の反物(たんもの)に近い状態にします。その反物に水を通して洗うもので、最も本格的な手入れになります。洗い張りをしたものは、反物の状態のまましまっておけば問題ありませんし、染め直しや寸法を替えての仕立て直しも可能です。

手入れの目安

クリーニングにお出しになる頻度は、よくお召しになる着物で、丸洗いは3年に1回くらい、しみ抜きはシーズンごとを目安にするといいでしょう。

浴衣は家庭でも洗濯できますが、糊をきかせてパリッとさせるのは難しいものです。洗い上がった浴衣をクリーニング店でプレスしてもらう方法もありますので、上手にご利用ください。