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Vol.63 着物を脱いだら|男の着物人生、始めませんか

外出から戻ったら

着物を着て外出から戻ったら、まず着物を脱ぐ前に手をよく洗ってください。そして、着物を脱いだら、すぐにハンガーに掛けます。このときに使うハンガーは、針金製の細いものではなく、着物専用のハンガーか、または洋装用の肩のついたハンガーをお使いになることをおすすめします。

湿気はすばやく取り除く

ハンガーに吊るしたら、まずは、おなかから腰のあたりの湿気を取り除きます。この部分はちょうど帯の下に当たるところで、汗をかきやすいからです。ドライヤーの「ホット」の風を当てるといいでしょう。その後は、着物全体のぬくもりを早く取るために、今度はドライヤーの「クール」の風を当てていきます。 着物に汗じみをつけないコツは、できるだけ早く、ぬくもりを取り去ることです。また、衿や袖口など、汚れが付きやすいところは、脱いですぐに汚れやシミが付いていないかを確認するといいでしょう。 そして、このまま、風通しのよい直射日光の当たらない室内に半日ぐらい干しておきます。あまり長時間ハンガーに掛けたままでいると、着物の形が崩れてしまいますので、半日ぐらいが適当です。

たたむ前にブラッシング

次に、たたむ前にはブラシ、またはビロードで作った小ぶとんやタオルなどでほこりを取りながら、背中側など、着ているときには見えにくいところを中心に、知らずについた汚れがないかどうかチェックしていただくといいと思います。 ほこりを払うブラシは、毛の軟らかいものをお使いになるといいでしょう。カシミアやシルク用のブラシがおすすめです。布目に沿ってブラシをかけますが、縮緬(ちりめん)など、しぼのあるものは、それを伸ばしてしまわないように、斜めにブラッシングします。角帯などの帯は、ぬくもりのあるうちにたたいてしわを取り、うまく折りたたみながらハンガーに掛けて湿気を取り除きます。

しみ・汚れ対策にはガード加工が効果的

しみや汚れは、家庭で処理できるものは家庭で、そうでないものは無理なさらず、専門家に処理をお願いしましょう。 なお、着物のしみを心配されるときは、仕立てるときにガード加工をしておくと安心です。この加工をしておけば、うどんやそばなどをすすってツユが飛び散ってしまったようなときも、汚れをはじいてくれますので、さっとふき取るだけで済みます。 ガード加工による風合いの違いをご心配なさる方がいらっしゃるかもしれませんが、風合いはほとんど変わりません。費用は長着袷で、6000円程度です。

 

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