Vol.57 着物で運転する|男の着物人生、始めませんか

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運転するときの履き物

日常着として着物を着ている私は、車の運転も、ほとんど毎日着物で行っています。

着物で車を運転するときに注意していただきたいのは、履き物のことです。下駄の場合は、歯がブレーキペダルやアクセルペダルに引っ掛かる心配があるので、履き替えることをお願いします。

草履も脱げたりして危ないですから、私自身は別に用意したスニーカーなどに履き替えるようにしています。ただし、車内で別の履き物に履き替えた場合は、車を降りるときに、再び草履に履き替えるのをお忘れにならないように。うっかりそのまま車を降りてしまうことも少なくありませんから。

運転するときの帯の結び方

帯結びが邪魔になって運転しにくいのではとご想像される方がいるかもしれませんが、「片挟み」にすれば、結び目が邪魔になることはありません。ただし、出かける先によっては、「片挟み」では崩し過ぎという場合もありますのでご注意ください。

裾さばきが抜群な平成袴

私は、運転することがあらかじめ分かっているようなときは、平成袴を履いております。裾さばきもよく、角帯も簡単な結び方でいいので、便利です。

長時間のドライブの場合、ドライブインで休息をとられることがあると思いますが、そのようなときに、「いきなり着物で登場!」をやってしまうと、周囲の雰囲気から浮いているように感じることがあります。その点でも、平成袴ならあまり仰々しくなりませんから、重宝しています。

運転中の羽織の扱い

運転するときは、しわ予防のために、羽織はお脱ぎになったほうが無難でしょう。

短時間の運転の場合は、羽織を着たまま運転することも不可能ではありません。そのときは、裾をお尻に敷いてしまわず、後に払っておかれるといいでしょう。運転中に袂が気になるようでしたら、筒袖のものになさると邪魔になりません。

乗り降りの際に気を付けること

着物姿で運転に困るようなことはまずありません。乗り降りの際も、先にお尻をしっかり着けて、それから上半身を回転すれば大丈夫です。なお、後のシートにお乗りになる場合は、ドア側に座るようにすると楽です。