Vol.54 羽織ひもの付け方・結び方|男の着物人生、始めませんか

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金具で留める羽織ひも

普段の生活で着物をお召しになる機会が減り、近頃では羽織ひもを結ばなくて済む、金具で留める羽織ひもが多用されるようになりました。これは、あらかじめ結んであるひもの両端の輪にS字型の金具を付けて、これを羽織の乳(ち)に引っ掛けるものです。特に結びが難しい丸打ちで房の大きい礼装用のものはこの形が一般的です。

結び方を楽しむ

着物をよくお召しになる方は、直付けの羽織ひもを選んで、結び方で楽しんでいらっしゃる方も多くいます。これは、S字型の金具が乳に当たって切れやすいからです。

羽織ひもの結び方

羽織ひもの結び方は、普段着のときは「駒結(こまむすび)」と呼ばれる結び方で構いませんが、正式な場には、房が上を向いた「武士型結び」や「平次型結び」がいいでしょう。

この二つの結び方は、仕上がりの見た目は同じですが、解き方が違います。「武士型結び」は房の根元を持って引き上げないと解けませんが、「平次型結び」のほうは、羽織の衿を持って左右に開くだけで簡単に解けるようになっています。