Vol.43 和装小物|男の着物人生、始めませんか

男の着物はじめ 男の着物人生、始めませんか

小物で広がる着物の世界

着物に興味が出てきますと、和の小物も気になってくるものです。着物に慣れてこられたら、少しずつ揃えていかれると、さらに着物の世界が広がることを保障いたします。

扇子 ~ 礼装には「白扇」

扇子は、改まった服装のとき、特に袴を着けたときに帯にさし、正座であいさつするときには、自分の前に横一文字に置きます。礼装のときには、白扇を持ちます。

扇子の骨の部分は、竹や木の自然な色になっているものや塗りもの、また、すかし模様の細工が施されたものなどがあります。地紙(じがみ)は和紙だけでなく、絹を貼ったものもあって、非常に趣があります。

時計 ~ おすすめは「懐中時計」

時計は本来着物ではお付けにならないのが一般的ですが、不便を感じる方は、通常お使いの腕時計を付けても構いません。しかし、キラキラしたものや、金属製のハードなデザインのものは、着物にはあまり似合わないようです。

ただ、これは個人の趣味の問題ですから、好みで選んでいただいて構いません。意外な組み合わせというのも、おもしろいかもしれません。

和装にあった雰囲気のものをお望みなら、懐中時計がおすすめです。蓋があるものとないものとがあり、帯にひもや鎖を通しておかれると、落とす心配もなくお持ちになれます。時計そのものは帯にはさんで、必要なとき取り出してお使いください。

傘 ~ 和で決めるなら「蛇の目傘」

傘は普段お使いの洋傘で十分でしょう。ただ、こだわりたいとお考えであれば、柄(え)の部分が木や竹のものなどで地味な色のものをお選びになると、着物にしっくりするでしょう。

徹底して和物でまとめたい場合なら、和傘はいかがでしょうか。和傘は、竹の骨に和紙を貼り、油を塗って防水加工したものです。着物に和傘をさす姿は、何とも情緒があっていいものです。普段に使うには、「蛇の目傘」と呼ばれるものが一般的です。黒などの無地に白い輪がついたもので、開いたときに蛇の目のように見えることから、この名が付けられましたが、最近では無地のものもあります。

小さな巾着「マイぐい飲み入れ」

私どもの店でおすすめしているのが小さな巾着で、着物や羽織をおあつらえになったときに余った端切れで作るものです。そこに「まいぐい飲み」を入れ、帯にぶら下げていただく提案をしております。お酒の席で、お気に入りのぐい飲みを巾着からさっと出してお酒を飲まれる様は、何とも粋で、格好いいではありませんか。

自由な小物使いで個性を演出

着物のとき用にとお求めになった小物も、十分洋装で使えるものがありますから、自由に合わせて、個性を出していただければとおもいます。