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銀座もとじ
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  • 土屋順紀(つちやよしのり
    TSUCHIYA, Yoshinori.)

つちやよしのり
TSUCHIYA, Yoshinori.
土屋順紀 紋紗

重要無形文化財保持者(人間国宝)・日本工芸会正会員
草木染の糸で織り成す生絹の神々しさ。
紋紗に絣の技法を融合させた独自の世界。
(English text below.)
土屋順紀さんは、1954年岐阜県関市生まれ。染織との出会いは京都での専門学校時代。植物染料に興味を持った土屋さんが出会ったのが紬織の人間国宝 志村ふくみさんでした。卒業後、志村ふくみさんの工房にて修業、3年半後に地元、関市に戻り工房を構えられ、草木染の糸で織りなした絣織や生絹(すずし)を手掛けます。さらには、羅と経錦の人間国宝 北村武資さんに捩織(もじりおり)を学び、植物染めを生かし、巧緻な模様を織り成す紗の世界へと移行し、現在では、紋紗に絣の技法を融合させた独自の織物を創作しています。2010年には、「紋紗」の分野において国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

銀座もとじ和織 2015年 人間国宝の染と織展

TSUCHIYA, Yoshinori.
Monsha


The divine quality of raw silk woven with plant-dyed threads.
A unique world that combines monsha and kasuri techniques.


Tsuchiya Yoshinori was born in 1954 in Seki-shi, Gifu Prefecture. His first encounter with dyeing and weaving was when he was a vocational school student in Kyoto.
Interested in natural plant dyes, Tsuchiya met Shimura Fukumi, a living national treasure of silk weaving. After working together for nearly four years, he returned to his hometown of Seki and set up his own workshop, where he began to produce Kasuri weaving and raw silk woven with plant-dyed threads. In 2010, he was certified as a "Living National Treasure" in the field of "Monsha" by the Japanese government.

Ginza Motoji-Waori 2015 Living National Treasure Dyeing and Weaving Exhibition

1954年 岐阜県関市に生まれる
1973年 京都インターナショナル美術専門学校テキスタイル科卒業
1978年 人間国宝・志村ふくみ氏に師事
1989年 東海伝統工芸展にて東海伝統工芸展賞
1993年 東海伝統工芸展にて愛知県知事賞
1995年 東海伝統工芸展にて愛知県知事賞
1996年 人間国宝・北村武資氏に師事
1996年 日本伝統工芸展にて日本工芸会総裁賞
1996年 岐阜県民栄誉賞
1997年 日本工芸会正会員に認定
1997年 東海伝統工芸展にて東海伝統工芸展賞
1999年 日本伝統工芸染織展にて日本工芸会賞
1999年 日本の工芸「今」100選展(パリ三越エトワールNHK主催)
2003年 日本伝統工芸50年記念展「わざの美」
2006年 日本工芸伝統展にて文部科学大臣賞
2009年 紫綬褒章受章
2010年 重要無形文化財「紋紗」保持者に認定
2011年 個展「人間国宝 土屋順紀 紋紗-美濃を織る」展
2012年 岐阜、染と織の匠たち 人間国宝三人展(岐阜県博物館)
2013年 第2回金沢・世界工芸トリエンナーレ「工芸におけるリージョナルなもの」(金沢21世紀美術館)
工芸からKOGEへ(東京国立近代美術館)
2014年 人間国宝展(東京国立博物館)