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銀座もとじ
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  • 海老ケ瀬順子(えびがせじゅんこ)

えびがせじゅんこ 海老ケ瀬順子 紬織

日本工芸会 正会員
透けた空間に浮かぶ小さな紋様に
洗練された高貴な風情が漂う。

石川県金沢市に生まれ、現在京都府で制作活動をされる海老ケ瀬順子さん。特徴的な織り技法「穀織(こめおり)」との出会いは、人間国宝・北村武資氏に師事されていた修行時代。北村哲郎著の「日本の織物」の中で紹介されていた古の織物に心惹かれ、実際に見たこともないこの布を織ってみたいと師・北村氏に申し出たところ、所蔵のジャガード機まで提供してくださり、組織織りの復元を応援してくださったそうです。文様が米粒を並べたように見えることからその名が付けられたと言われる「穀織」は「紗」の技法から変化した「搦(から)み織」の一種と言われ、 その昔、公家や神官の装束として用いられた歴史ある織物を起源としています。 師・北村氏に提供されたジャガード機で初めて穀織を織ったのが1984年。以来「穀織」一筋に、染め織りはもちろんのこと、紋紙製作、綜絖、筬通し、ふるえも全て自分で仕掛け、年間制作数3〜5枚と限定される希少性の高い作品です。着物全体の透けた空間の中に幻想的に浮かぶ小さな粒状の紋様には、洗練された高貴な風情がただよいます。

銀座もとじ和織 2013年、2017年個展開催、2015年35周年記念展出品、2020年40周年記念展出品

1978年 女子美術短期大学 服飾科卒
1978年 富山県光徳寺(民藝協会の紬織工房を持つ寺)入門
1980年 北村武資氏(羅・経錦 重要無形文化財保持者) 師事 (~83年)
1983年 海老ヶ瀬工房設立
2006年 第35回日本伝統工芸近畿展 教育長賞 受賞
2007年 第36回日本伝統工芸近畿展 日本工芸会 近畿支部長賞 受賞
2010年 第44回日本伝統工芸染織展 東京都教育委員会賞
    日本工芸会 正会員認定
2011年 第40回日本伝統工芸近畿展 日本工芸会賞 受賞
2011年 第45回日本伝統工芸染織展 日本工芸会会長賞 受賞
2016年 第63回 日本伝統工芸展 文部科学大臣賞 受賞
2020年 第54回日本伝統工芸染織展にて「奨励賞」「三越伊勢丹賞」受賞