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本塩沢

新潟県・本塩沢(ほんしおざわ)

八丁撚糸を緯糸に織りこんだ
繊細な凹凸が心地よい夏の絹織物。

「本塩沢」は、新潟県南魚沼市の塩沢地方で織られる、塩沢紬・夏塩沢と並ぶ代表的な伝統織物で、かつては「塩沢御召」の名で広く親しまれていました。指を触れると、やわらかく小さな凹凸が伝わる優しい地風と、蚊絣や亀甲絣などの精緻な絣柄が特徴です。 緯糸に強く撚りをかけた糸を織り込むことで生み出される細かなシボ感。このシボのよって、肌にぴったりと生地が付きすぎることなく、風が通りやすいので単衣に根強い人気があります。 始まりは江戸時代中期と言われ、越後縮のような「シボ」のある麻織物の技術・技法を絹に生かした絹縮(きぬちぢみ)がもととなっています。絹糸に通常の7~8倍の強い撚りをかける「八丁撚糸」を緯糸に用いて、織り上り後に湯もみによって撚りが戻る力を利用して「シボ」を出します。本塩沢の絣糸は、「手括り」や「手摺込み」、「板締め」、「型紙捺染(かたがみなっせん)」などの技法を用いて染められます。絣合わせをしながら織り上げる細かな絣模様で、シボの優美さとともに落ち着いた上品さを醸し出します。

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